放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

管理測定技術(実務)

2022年度の試験問題から⑦

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。今日も2022年度の問題を見てみましょう。 第一種試験実務の問題6です。 2022年度第一種試験実務問6からの抜粋 解答 具体的には、日本の原爆被爆者の寿命調査(Life Span Study)を中心とした疫学研究による各臓器・組織に…

2022年度の試験問題から⑥

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日も2022年度の問題を見てみましょう。 放射線取扱主任者試験では、物理や実務の課目でフルエンス率に関する問題がよく出題されています。 2022年度の第一種試験、第二種試験でも実務の試験で出題されました。 2022年…

中性子の公式を用いる過去問題②

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 前回の記事では「放射化分析で生成する放射性核種の放射能」を求める公式②について、2020年度第一種試験の実務問3Ⅰの問題を一緒に解いてみました。 中性子に関係する公式 ②放射化分析に関する公式 公式②を使用する過去問…

中性子の公式を用いる計算問題②

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日、中性子線の記事で重要公式を2つ掲載しました。 中性子に関係する公式 ①物質との相互作用における反跳エネルギーの公式 ②放射化分析に関する公式 今日は、公式②について勉強しましょう。 公式②は放射化分析で生成…

中性子線

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日は中性子線に関して重要事項を覚えましょう。 中性子線 中性子線は原子力百科事典ATOMICAでは以下のように記載されています。 <原子力百科事典ATOMICA> 一方向に運動している状態の中性子。中性子は原子核を構成す…

γ線

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日はγ線に関して重要事項を覚えましょう。 γ線 不安定な状態(励起状態)にある原子核が安定な状態(基底状態)に遷移する際に発生する電磁波である。α線、β-線放出時のように原子番号や質量数などが変化することはあ…

β線

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日はβ線に関して重要事項を覚えましょう。 β線に関してはβ-線とβ+線がありますが、今日はβ-線について触れたいと思います。 β-線原子核がβ-壊変するときに放出される。β-壊変は原子核内の中性子が陽子に壊変するもので…

2020年度実務の試験問題から②

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 本日、令和3年度の放射線取扱主任者試験の申込み最終日です。 今年度の放射線取扱主任者試験に申込みをされた人は、これから2カ月半が勝負です。本当に一生懸命頑張って必ず合格を勝ち取って下さい。 今日は、令和2年…

2020年度実務の試験問題から

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先週末に、原子力安全技術センターのホームページに令和3年度の放射線取扱主任者試験について発表がありました。 今年度の試験を受験される人は早めに受験申込書を入手し、受験手続をして下さい。 現在、令和2年度(20…

2019年度第二種試験問題 GM計数管

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 10月半ばの土曜日いかがお過ごしでしょうか。北海道を除き、全国的に雨の土曜日にになり、雨の日は気温も低く外は肌寒く感じます。 12月の放射線取扱主任者試験まで2ヶ月半の時期に来ました。 思うように勉強が進ん…

除染に関する過去問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日は第二種試験から除染に問題を掲載しました。今日は除染に関する第一種試験の過去問題をいくつか掲載したいと思います。 過去の第一種試験では管理測定技術(2019年度からは実務)の試験で除染に関する問題が出題さ…

2019年度第二種試験問題 除染

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日も2019年度の第二種試験の問題から記事を掲載したいと思います。 2019年度第二種試験化学問8 汚染除去に用いる溶媒(除染剤)に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。 A 水は無極性溶媒である。 B 中…

フェザー法の過去問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 昨日はβ-線の最大飛程からエネルギーを求めるフェザー法に関する記事を掲載しました。今日はフェザー法に関する過去問題を掲載します。 第一種試験 2005年度管理測定技術問4Ⅱ はじめに(A)の最大飛程よりも厚い吸収板を…

2019年度実務の試験問題 フェザー法

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日も先日に引き続き2019年度実務の試験問題4Ⅰを見てみましょう。 前半部分から重要事項を記事にしてみます。 2019年度実務問4Ⅰ ○月×日 使用核種をそれぞれ1~10kBq含むとみられる廃液(水溶液)について、各核種の濃度…

チェレンコフ光の過去問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 前回は2019年度実務試験の問題文中に出てきたチェレンコフ光に関する記事を書きました。過去の試験に出題されたチェレンコフ光に関する問題を掲載しますので是非解いてみて下さい。今後も物理や実務の試験で出題される可…

2019年度実務の試験問題 チェレンコフ光

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 試験まで4カ月を切りましたので、今年の試験に合格するためにもこれからは集中して勉強を行っていかなくてはなりません。 2019年度の実務の試験では以下の問題が出題されました。受験した方は覚えているかと思います。 2…

電離放射線、粒子線、電磁波など

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日はX線に関する基本的な問題を掲載しました。 今日は放射線の種類や分類に関して基本的なことを覚えましょう。 放射線取扱主任者試験で出題される放射線には、α線(アルファ線)、β線(ベータ線)、γ線(ガンマ線)、…

時定数に関する過去問題

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。 前回、前々回は時定数に関する記事を掲載しました。前回の演習問題は解けましたか? 時定数に絡めた計算問題は初めて見た時はなかなか解くのは難しいかと思います。 今日は過去の放射線取扱主任者試験で出題された時定…

時定数について

ブログをご覧のみなさん、こんにちは。 8月も第二週に入り、今週はお盆休みの人も多いことと思います。 コロナウイルスの感染拡大がますます広まっていますので、お盆休みも外出を控え、自宅でゆっくり過ごして下さい。 日頃の疲れを取ることもよし、試験勉…

2019年度の天然放射性核種に関する問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日は天然放射性核種に関する演習問題を一緒に解きました。 天然放射性核種に関しては、第一種試験では化学や実務(2018年度までは管理測定技術)、第二種試験では化学(2018年度までは管理技術Ⅱ)、実務(2018年度まで…

体内の40Kが人体に与えるエネルギー

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日から40Kに関しての記事を掲載しています。 今日もその続きの計算問題を一緒に考えましょう。 先日の記事で体内に存在するカリウムからの放射能を計算し、人体に140gのカリウムが含まれる(体重70kgを想定)ときの体…

線量当量率を求める公式

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 昨日は40Kに関して覚えておきたいこと、および人の体内に存在するカリウムからの放射能の計算について簡単に記事にし、40Kの部分半減期に関する過去問題の例もいくつか掲載致しました。 また、先日は1cm線量当量に関する…

1cm線量当量率定数に関する問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 一昨日、昨日とフルエンス率を計算する問題、フルエンス率から空気の吸収線量率を計算する問題を解きました。さらに、今日はその続きを一緒に考えましょう。 問 (1) 1MBqの192Ir線源から1mの距離のγ線フルエンス率[m-2・h…

事故予防対策②

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 一昨日は2018年の管理測定技術問3から事故を未然に防ぐための対策に関する問題を見てみました。今日も2018年の管理測定技術の問題4を少し見てみましょう。 2018年管理測定技術問4Ⅱの文章の冒頭に以下のことが書かれてあ…

事故予防対策

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 2月も最後の週に突入しました。今週末には3月が始まります。 最近は暖かな過ごしやすい気候になり、4月並みの高い気温の地域も多く、例年よりも早い春の訪れを感じているのではないでしょうか。 皆さんを焦らずつもりは…

自然放射線について

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 今日は自然放射線についての記事を紹介したいと思います。 自然放射線に関しては、放射線取扱主任者試験でも毎年出題されていますので、基本的な数値は暗記しておきましょう。 自然放射線の問題は平成30年度(2018年度)…

最終チェック 管理測定技術編

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 本日も試験直前対策を行っていきましょう。今日は管理測定技術編です。 管理測定技術の試験は、測定技術分野と管理技術分野に分かれます。 測定技術分野では、 放射線検出器について気体検出器、シンチレーション検出器…

GM計数管(数え落とし)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 6月も残すところあと数日。来週からは7月に入ります。 今年度の放射線取扱主任者試験を受験される方は毎日の勉強に頑張っていることと思います。試験まで2か月を切りましたが過去問題を中心に勉強して下さい。 生物や法…

被ばく線量と障害

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 先日、放射線防護に関して「平成28年度管理測定技術問5Ⅰ」からの抜粋の記事を掲載しました。少しおさらいしましょう。 人が全身に一度に大量の放射線を受けた場合には受けた放射線量により起こり得る障害が異なってきま…

名目リスク係数

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。 昨日、放射線防護に関する記事を紹介しました。 その中で名目リスク係数という用語が出てきましたが、名目リスク係数とは確率的影響を評価するため被ばく1Svあたりのがん及び遺伝的影響の発生頻度を表しています。 低線…