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最終チェック 管理測定技術編

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日も試験直前対策を行っていきましょう。今日は管理測定技術編です。
 
管理測定技術の試験は、測定技術分野管理技術分野に分かれます。
 
測定技術分野では、
放射線検出器について気体検出器、シンチレーション検出器、半導体検出器、また個人線量計中性子線検出器などの基本的な原理や特徴などは押さえておきましょう。
・気体検出器(電離箱、比例計数管、GM計数管)
・シンチレーション検出器(NaI,CSI,ZnS,BGO,LaBr3,LaI,液体シンチなど)
半導体検出器(Ge半導体,Si半導体,Si表面障壁型など)
・個人線量計(蛍光ガラス,OSL,TLD,フィルムバッジ,固体飛跡,電子式など)
中性子検出器(BF3,3He,捕獲反応や放射化反応の利用など)
 
また、検出器ごとの測定可能な線種やエネルギー測定が可能かどうかなどに関する問題も管理測定技術だけでなく、物理や化学の試験でも出題されていますので押さえておきましょう。GM計数管については真の計数値や数え落としなどに関する計算問題も非常によく出題されています。
ブラッグ・グレイの空洞原理に関する問題もよく出題されていますので、計算問題も含めて基本事項は必ず押さえておきたいですね。
 
統計は苦手意識を持っている方も多いかもしれませんが、計数値の誤差や標準偏差に関する問題は物理や管理測定技術の試験で比較的出題頻度の高い分野です。公式を覚えておけば解ける問題も多いので是非基本的な式は押さえておきましょう。
 
管理技術分野では、
大半が暗記中心ですので過去問題を解きながら覚えることをしっかりと暗記さえすれば十分得点できます。基本事項、重要事項は確実に暗記しましょう。また、管理技術分野では非密封放射性同位元素を取り扱う問題も多く、核種について壊変形式や半減期、エネルギーなどを問う問題も多くあります。重要核種についてはしっかり暗記しておきましょう。
・内部被ばく、体内侵入経路、臓器親和性
・体外計測法、バイオアッセイ法
・確率的影響、確定的影響、しきい線量
・防護量、等価線量、実効線量
放射線加重係数、組織加重係数
・自然放射線による被ばく
・非密封放射性同位元素の取り扱い(32P,60Co,Iの同位体,137Cs,3H,PET核種など)
放射線物質の体内汚染時の除去法
など
 
管理技術分野の計算問題としては、
・表面汚染密度を求める問題
・半価層など利用して遮へい材の厚さを求める問題
・1cm線量当量率定数から線量率を求める問題
・排液中の放射性物質の濃度を求める問題
など
 
測定技術分野に関しては暗記力よりは理解力を問われます。
管理技術分野においては暗記中心の勉強法で合格圏に到達できると思いますが、計算問題も出題されますので過去問題を通して解けるようにしておきたいですね。
 
管理測定技術の試験では時間が足りなくなることもありますので、ひとつの問題に時間をかけ過ぎず、できる問題を確実に得点していくことが大切です。