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生物学的効果比(RBE)

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
先日、3月27日の記事で間接作用の効果のひとつである酸素効果に関して試験でもよく出題される酸素増感比(OER)についての記事を紹介したかと思います。
今日は、これもまた生物の試験でよく出題されている生物学的効果比(RBE)に関する記事を紹介したいと思います。RBEに関する問題は生物の試験で毎年1問は必ずといっていいほど出題されています。必ず基本事項は暗記して下さい。

生物学的効果比(RBE)
放射線の種類により生物学的影響の強さが異なることを表すための指標で、以下の式で表されます。(第7版放射線概論P.305)

  ある効果を得るのに必要な基準放射線の吸収線量_
  同じ効果を得るのに必要な試験放射線の吸収線量


・基準放射線には通常エックス線が用いられる
・RBEは種々の放射線についてその値が異なり、ほぼ線エネルギー付与(LET)に依
 存して上昇し、LETがおよそ100[keV/μm]でピークを示し、非常に高いLETではR
 BEはかえって低下する
ICRPは低線量における確率的影響のRBEにもとづいて種々な放射線に対する放射
 線加重係数を定めている
・RBEは100-200[keV/μm]程度まではLETの増加と共に上昇していくが、OERはLET
 の増加と共に減少していく
 
線エネルギー付与(LET)に関しては、
RBEと線エネルギー付与(LET)との関係を表した図は以下のようになります。
この図は覚えておいて下さい。 

イメージ 1
 
平成17年度生物問29
平成18年度生物問28
平成19年度生物問29
平成20年度生物問28
平成21年度生物問29
平成22年度生物問29
平成23年度生物問28,29,30
平成24年度生物問29
平成25年度生物問25,27,28
平成26年度生物問28
平成27年度生物問28,29
平成28年度生物問28,29
平成29年度生物問26
平成29年度物化生問6Ⅰ
平成30年度生物問28