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放射線モニタリングに関する問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
7月に入って試験に向けての勉強も一段と気合が入っていることと思います。

残り1か月半は過去問題をひたすら解くことに尽きます。

 
順調に進んでいる方も油断は禁物ですので過去問題を解きながら解説、放射線概論を読み返し、重要事項や公式などの確認を怠らないようにして下さい。

思うように勉強が進んでいない方は、これからの限られた時間を効率的に勉強することが大切です。理解できない難解な問題は飛ばし、基本問題、頻出問題を確実に得点できるようにして下さい。過去問題の基本問題、頻出問題の解説を何度も読み込み全て暗記するくらい勉強して下さい。
 
今日も第7版放射線概論の章末の演習問題を掲載します。
過去問題はしっかり解いているかと思いますが、なかなか概論の章末問題まで目を通す時間もないと思いますので復習を兼ねて読んでください。
管理技術9章「個人被ばくの管理」の章末問題問1(P.519)です。
全文暗記するくらいに読んで下さい。

問1 放射線のモニタリングは,(1)個人モニタリングと(2)環境モニタリングとに大別される.前者には,(3)外部被ばくの測定と(4)内部被ばくの測定が含まれ,外部被ばくの測定にはフィルムバッチ,(5)ガラス線量計,(6)熱ルミネセンス線量計(TLD)などが使用される.内部被ばくの測定は一般に容易ではないが,γ放出体が問題になる場合には(7)全身計数装置(ホールボディカウンタ)を利用するのが理想的である.
後者には,(8)空間線量率(9)放射性汚染(10)排気中の放射能濃度(11)排水中の放射能濃度の測定が含まれる.空間線量率の測定には線量率目盛をもった測定器が必要で,この目的には(12)電離箱GM計数管あるいは(13)NaI(Tl)シンチレーション検出器を用いたサーベイメータを利用することができる.
放射性汚染の測定には,対象に応じて床モニタ,手足モニタなどの専門機器が使われるが,通常のサーベイメータも利用できるし,場合によっては(14)スミア法(拭き取り法)によらなければならないこともある.排水中の放射能濃度を測定する場合,法令に定められた(15)排液または排水中の濃度限度のレベルではこれを直接測定することはふつう困難であるので,蒸発濃縮などの適当な処理を行ったのち,適当な放射線測定器を用いて測定することが一般に行われている.

 本ブログでも、管理測定技術のカテゴリに放射線測定器や個人線量計に関する記事を紹介しています。
 
また、内部被ばくに関しては5月12日の記事(内部被ばく)で紹介しています。
 
管理測定技術の管理分野は暗記中ですので、覚えることが得点に直接結びつきますので是非しっかり暗記して下さい。