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被ばく線量管理に関する過去問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今日は放射線による被ばく線量管理に関する過去問題を掲載します。

1cm線量当量などは放射線による被ばく線量を管理する上で重要な量になります。

以前紹介した長瀬ランダウア(株)さんのホームページにも分かりやすく記載されていますので是非読んでみると良いでしょう。

 放射線の基礎知識 個人被ばく線量

 

放射線取扱主任者試験において、1cm線量当量など放射線管理に関する問題は実務(2018年度までの試験においては第一種試験では管理測定技術、第二種試験では管理技術Ⅰ)の課目で非常によく出題されています。暗記しなくてはならない数値などもたくさんありますので何度も解いて覚えていくようにして下さい。

2019年度の試験でも第一種試験、第二種試験ともに出題されています。

 

第一種試験

2019年度物理問30

次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 1MeVの中性子と光子を人体に照射したとき、吸収線量が同じであれば

   実効線量も同じである。
B 外部被ばくによる実効線量を評価するため、放射線管理の測定では

   1cm線量当量が導入されている。
C 照射線量は空気に対してのみ定義される。
D レントゲンは、SI単位系における照射線量の固有な単位名称である。

2018年度管理測定技術問5Ⅰ

なお、外部被ばくの実効線量の実務的な測定のために(A)を用いる。γ線の個人モニタリングでは、(A)は数十keV程度の低エネルギーの場合や背面のみからの被ばくなどの特殊な場合を除き、ほとんどの場合に実効線量を(B)することが無い。

2016年度管理測定技術問6Ⅱ

放射線業務従事者の被ばくの線量限度は実効線量限度と眼の水晶体及び皮膚の等価線量限度で規定されている。これらの線量は、直接測定することが困難であるため、外部被ばく線量の測定には実用量が用いられる。この実用量は(J)によって定められたもので、実効線量として(ア)線量当量、眼の水晶体の等価線量として(ア)線量当量と(イ)線量当量のうち適切な方、皮膚の等価線量として(ウ)線量当量を用いている。

2016年度管理測定技術問3Ⅰ

実際に放射線の量の測定を行う際には、使用施設、管理区域境界、事業所境界等について(E)期間毎に1回測定することになる。その際、サーベイメータの指示値は(F)で得られることから、(B)に読みかえて評価する。同時に、作業室等の汚染検査を実施し、測定結果を記録する。

2015年度管理測定技術問5Ⅱ

個人モニタリングにおいて、(K)線量と対応づけられた実用量は(ウ)cm線量当量である。日常のモニタリングで(K)線量を評価する場合で、体幹部かが前面からほぼ均等に外部被ばくすることが予想される場合は、(L)(妊娠可能な女子においては(M))において(ウ)cm線量当量を測定・評価する。この(ウ)cm線量当量の基準は、組織等価物質でできたICRU(N)ファントムの入射表面から(ウ)cmの深さの線量から定められる。一方、個人モニタリングにおいて皮膚の防護量として(O)線量を考える場合、防護量と対応づけられた実用量は(エ)μm線量当量である。

2014年度管理測定技術問2Ⅰ

この種の測定器の使用目的は、二つに大別される。第一は、周辺の場における線量率の測定を目的とするもので、多くの場合、(A)率(μSv/h)で目盛がつけられているが、(B)率(μGy/h)で目盛られたものもある。

  

第二種試験

2019年度実務問11Ⅱ

密封γ線源を使用している施設において、エリアモニタリングに対する実用量の1つである(K)率(以下、単に線量率)の測定に、GM管式サーベイメータを用いる際には、次の(1)~(4)に述べるような、GM管式サーベイメータの特性を理解して使用する必要がある。

2018年度管理技術Ⅰ問4Ⅲ

密封γ線源を取り扱う施設の放射線管理に使われている線量率測定用サーベイメータは、(I)をモニタリングするための実用量である(J)の1時間当たりの値が表示されるように校正されている。(J)の値は、例えば137Cs密封線源に対しては、前方入射条件の(I)の値のおおよそ(エ)倍である。

2017年度管理技術Ⅰ問4Ⅱ

電離箱式サーベイメータの多くは、(K)(率)の値が表示されるように校正されている。(K)(率)は、同じ場所の空気吸収線量(率)よりも一般的に大きく、線源が137Csの場合、その比は約(オ)である。

2017年度管理技術Ⅰ問3Ⅱ

次に、個人線量計の着用部位の検討を行う。作業者の外部被ばくによる実効線量を評価するためには、体幹部に個人線量計を着用する。一般に男性については(オ)、女性(妊娠の意思のない旨を書面で申し出た者等を除く)については(カ)に個人線量計を着用し、(H)を測定する。

2015年度管理技術Ⅰ問2Ⅲ

外部被ばくに対する評価の実用量としては、(M)の代わりに、組織等価物質で作られた球あるいは平板(スラブ)ファントムの表面から(ウ)の深さにおける線量当量である(ウ)線量当量が用いられている。また、皮膚の(N)に対しては(エ)線量当量が用いられている。

2018年度管理技術Ⅱ問14

個人被ばく管理に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。
A 内部被ばくに係わる実効線量として1年間の摂取による50年間の預託実

   効線量を算定する。
B 外部被ばくとして1cm線量当量と70μm線量当量を測定する。
C 実効線量として外部被ばくに係わる線量と内部被ばくに係わる線量と

   を合算する。
D 妊娠中の女性の腹部表面の等価線量として1cm線量当量を測定する。

2012年度管理技術Ⅱ問16

外部被ばく線量測定のための実用量に関する次の記述のうち、正しいものの組合せはどれか。

A 1cm線量当量は実効線量の実用量として用いられる。 

B 皮膚の等価線量は3mm線量当量で表される。 

C 70µm線量当量の単位はSvである。 

D 個人被ばく線量の校正にICRU球が用いられる。