ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
3月も第2週目になりました。あと2週間から3週間もすれば桜の開花も始まり、同時に卒業式のシーズンを迎える時期になってきます。
ブログにお越しの皆さんもは今年の放射線取扱主任者試験に向けて一生懸命勉強を進めているかと思います。もし、まだ始めていない方はもそろそろ少しづつでも開始するようにして下さい。
第一種放射線取扱主任者試験は、非常に範囲が広い試験ですので効率よく勉強を行うことが大切です。
さて、今日は純度に関しての記事を紹介したいと思います。
近年の第一種試験ではあまり出題されていないようですが、過去の試験ではよく出題されていますので基本的なことはしっかり押さえておきましょう。
着目する核種で標識された化合物に、不純物として異なる核種で標識された化合物や着目する核種ではあるが異なる化学形の化合物が存在するときなどの核種の純度を求める問題があります。
過去の問題では以下のような問題です。
平成17年度化学問16
平成19年度化学問23
平成29年度化学問22
平成30年度化学問21
また、製品中の核種の純度と半減期が分かり、それに含まれる不純物の割合と半減期も分かっている場合の、検定日から数日後の製品の核種の純度を求める問題もあります。
過去の問題では以下のような問題です。
平成18年度化学問28
平成20年度化学問23
平成23年度化学問4
純度には以下の2つがあります。
①放射化学的純度
全放射能に対する指定の化学形で存在する着目放射性核種の放射能
②放射性核種純度
全放射能に対する化学形とは関係なく存在する着目する放射性核種の放射能
例えば、 の水溶液において、
他の化学形の
とする。
32Pにおいて
①の放射化学的純度は、
②の放射性核種純度は、
となります。
平成17年度化学問16 、平成19年度化学問23、平成30年度化学問21はこれにあたります。
平成18年度化学問28、平成20年度化学問23、平成23年度化学問4では、検定日から数日経った後の核種の純度を求める問題であるため、指数の計算が重要となります。
以下の公式は使えるようにして下さい。