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阻止能

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
新しい年を迎え、合格に向けて頑張りましょう!
やる前から諦めていたら何も成し遂げられません。頑張れば必ず合格できます!
 
今日は阻止能についての記事を紹介したいと思います。
阻止能は物理の試験では非常に出題頻度が高い分野です。
阻止能や飛程については、以前このブログでも「重荷電粒子と物質の相互作用」のタイトルの中で少触れました。阻止能や飛程ともに荷電粒子に適用される用語です。

荷電粒子が単位長さあたりに失うエネルギー損失が阻止能で、
阻止能Sは
 
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質量衝突阻止能Sm,col

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ここで、多くの元素においては、
 
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であり、物質にあまり依存しない値となりますので、質量衝突阻止能は物質の状態によらずほぼ一定の値となります。

ここで、是非覚えておいて欲しいことは、
・阻止能は、入射粒子の有効電荷zの2乗に比例し、速度vの2乗に逆比例する
・入射粒子の質量には依存しない
・質量衝突阻止能は相互作用を起こす物質の原子番号Zに比例し、質量数Aに逆比
 例する
 この比は元素によらず、ほぼ一定(≒0.5)であるので、物質によらない値となる

「重荷電粒子と物質の相互作用」に記載した重荷電粒子の飛程及び阻止能を表す式も再度復習して是非暗記しておいてください。
 
過去問題
平成17年度物理問14
平成17年度物化生問3Ⅰ
平成18年度物化生問4Ⅱ
平成19年度物理問15
平成19年度物化生問1Ⅱ
平成20年度物理問15
平成23年度物理問14
平成24年度物理問12
平成25年度物化生問2Ⅱ
平成26年度物理問11,12
平成27年度物化生問1Ⅰ
平成28年度物理問13,14
平成29年度物理問15
平成30年度物理問14