放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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2022年度の試験問題から②

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今日も2022年度の試験問題を見てみましょう。

2022年度の第一種試験化学問4と第二種試験化学問7で放射能濃度と放射能を求める問題です。

2022年度第一種試験化学問4

2022年度第二種試験化学問7

放射能を求める公式を暗記しておけば解くことができます。

 

放射能を求める公式

 f:id:radioisotope_f:20200123112816g:plain

 A:放射能[Bq] T:半減期[s] w:放射性物質の質量[g] 

 M:放射性物質の質量数  NA=アボガドロ数(6.02×1023

w/Mで放射性物質のモル数を表し、モル数にアボガドロ数を乗じたNA×w/Mで原子数を表しています。ln2/Tは壊変定数です。

NA=6×1023、ln2=0.693を代入すると以下の式になります。

  イメージ 1


40Kは放射線取扱主任者試験でも最もよく出題されている核種のひとつですので、しっかりと暗記しておいて下さい。

 

 40

半減期12.8億年
・β-壊変:89% β線:1.312MeV

  イメージ 2

 EC壊変:11% γ線1.461MeV  

  イメージ 3
・1.461MeVのγ線はGe半導体検出器のバックグラウンドに出現(208Tlの2.61MeVも)

 

40Kについては、以下の記事もありますのでお読み下さい。

  40Kについて