ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今は自宅にいる時間も多いことと思います。せっかくの時間ですので、この時間を有意義に過ごすためにも目標を立てて過ごして下さい。
このブログを読んでいただいている人は放射線に興味のある人、放射線を勉強している人、また放射線業務に携わっている人など様々かとは思いますが、放射線に何らかのかたちで接しているのですから、是非目標のひとつとして放射線取扱主任者試験にチャレンジしてみて下さい。
さて、今日は周期表に関する記事を問題を解きながら書いてみたいと思います。
問
A ランタノイド元素は全てが安定同位体を持つ。
B ランタノイド元素は原子番号が増すと原子半径が小さくなる。
C すべてのランタノイド元素は遷移元素である。
D サマリウムはランタノイドに属する。
ランタノイド元素
La Ce Pr Nd Pm Sm Eu Gd Tb Dy Ho Er Tm Yb Luらんちゃんせっかちプルンとヌード 午後のSM
夕方テレビで大放送 エロくてたまらず いたぶるん
では、問題を解いてみましょう。
ランタノイド収縮
すべてのランタノイド元素は遷移金属です。よって、選択肢Cは正しい。
サマリウム(Sm)はランタノイドに属します。よって、選択肢Dは正しい。
よって、選択肢BCDが正しくなります。
選択肢Dのサマリウム(Sm)は放射線取扱主任者試験でも時々出題されます。
2008年度第一種試験物化生問1Ⅰ
α壊変は、ある原子核がα粒子すなわち、(A)原子核を放出して、より質量が小さい原子核に壊変する現象であり、通例、質量数が200以上の原子核に起こる。ただし、質量数が200以下でα壊変を起こす原子核も知られており、例えば、半減期が1.06×1011年である(B)のような天然放射性核種も存在する。
2018年第一種試験物化生問1Ⅰ
質量数147の原子核がα壊変してエネルギー2.3MeVのα粒子を放出した。このとき、娘核である反跳核の運動エネルギーは(ア)MeVである。一方、質量数210の原子核がα壊変するときの壊変エネルギーが5.4MeVであれば、放出されるα粒子のエネルギーは(イ)MeVである。
質量数147でα壊変する核種としてサマリウム(Sm)を覚えておきましょう。サマリウム(Sm)は天然放射性核種として出題されることがあります。
壊変系列をつくらない放射性核種として以下のものは覚えてきましょう。
40K 87Rb 115In 138La 144Nd 147Sm 176Lu 180W 187Re 190Pt 210mBi
本ブログでは天然放射性核種の記事に記載してあります。
余談ですが、質量数147の核種としては、本日の問題の選択肢Aの解説にも書きました原子番号61のプロメチウム(147Pm)も重要ですので覚えておきましょう。
147Pm:β-壊変 半減期2.6年 224keVのβ線のみ放出