放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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最終チェック 第2種試験編



ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
8月に入り、また暑さがぶり返してきたように思います。
試験まで3週間ですので、最後の力を振り絞って勉強に頑張ることはもちろんですが、体調管理には十分に気を付けて下さい。当日体調を崩しては今まで頑張ってきた努力が台無しになってしまいます。栄養、休養、睡眠はしっかり取って万全な態勢で試験に臨めるようにして下さい。

本日は第2種放射線取扱主任者試験について直前対策を行いましょう。
第2種試験では管理技術Ⅰと管理技術Ⅱ、そして法令の試験がありますが、ここでは管理技術Ⅰと管理技術Ⅱについて書きたいと思います。

管理技術Ⅰ
放射線に関する物理、化学、生物の基礎的な内容から放射線検出器を用いた測定などが出題されています。過去問題数年分をしっかり解いておけば毎年類似の問題が出題されていることも分かります。よく出題されている内容としては、

・光子と物質との相互作用
・直接作用、間接作用
・DNA損傷・修復
・がんと放射線
放射線エネルギーの吸収(ラジカル、スプールなど)
・事業所内における実効線量(計算問題)
など

放射線の直接作用・間接作用からDNA損傷・修復、遺伝的影響・身体的影響、晩発障害・急性障害、また急性放射線症、骨髄死、腸管死、がんとといった放射線の生体へ及ぼす影響に関する問題は毎年よく出題されているように思います。
また、事業所内における実効線量を求める問題が計算問題として毎年必ず出題されています。計算量が多い年もありますが、毎年類似の問題ですので過去問題をしっかり解いておけば十分対応できます。過去にはエネルギー分解能を問う問題など若干難しい計算問題もありますが、できる問題を確実に得点すれば6割は得点できます。

管理技術Ⅱ
物理、化学、生物の分野から万遍なく出題されています。過去問題数年分をしっかり解いておけば毎年類似の問題が出題されていることも分かります。よく出題されている内容としては、

・単位
放射線の遮蔽
・放射性同位元素を装備する機器と核種の組合せ
・個人線量計
など

計算問題では、
・異なる核種の放射能が等しくなる年数
・計数率の統計誤差(標準偏差)や相対標準偏差
GM計数管の真の計数値や数え落としの割合
・コンプトン散乱における反跳電子の最大エネルギー
・光子の半価層、線源弱係数
・実効線量の計算
など

年度によっては、数問、難しい問題が含まれていることもありますが、過去問題をしっかり解いておけば6割は十分得点できます。
第2種試験の計算問題は類似の問題の出題頻度が高くそれほど難しくありません。過去問題をしっかり解いておけば十分対応可能です。

以下の公式は必ず暗記しておきましょう。
正味の計数率  誤差
     

GM計数管の正味のカウント数 数え落としの割合(誤差)
         

コンプトン散乱後の散乱光子のエネルギーE'γ
 

コンプトン電子のエネルギーEe
 

半価層         1/10価層
    

線量率
 

試験では分かる問題できる問題から解き、得点できる問題を確実に得点することを心がけましょう。特に管理技術Ⅰではひとつの問題に時間をかけ過ぎると時間が足りなくなりますので気を付けましょう。