ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日も第7版放射線概論の章末の演習問題を掲載します。
物理の分野から7章「荷電粒子と物質の相互作用」の章末問題の問12(P.101)です。
飛程や阻止能に関する問題は毎年物理で出題されています。
公式をしっかりと暗記し、過去問題を解いて公式の使い方をマスターすれば難しい問題ではありません。得点できるように理解して下さい。
問12 エネルギーEpの陽子の飛程と等しい飛程を持つα線のエネルギーを求めよ。
本ブログの6月28日、6月29日の記事では阻止能に関する問題を掲載しました。
阻止能に関する問題
阻止能に関する問題②
本日は飛程に関する問題です。
阻止能と飛程の公式をもう一度おさらいしましょう。
阻止能S及び飛程Rを表す以下の公式は必ず暗記して自分で使えるようにして下さい。
荷電粒子と物質の相互作用についての復習は以下の記事をご覧下さい。
12月6日 荷電粒子と物質の相互作用
さて、本問題では飛程の公式を使用します。
公式を使用してエネルギーEpの陽子の飛程Rpを求めると、
公式にM=1、z=1、E=Epを代入して
同様に、エネルギーをEとしてα線の飛程Rαを求めると、
公式にM=4、z=2を代入して
12月6日 荷電粒子と物質の相互作用
さて、本問題では飛程の公式を使用します。
公式を使用してエネルギーEpの陽子の飛程Rpを求めると、
公式にM=1、z=1、E=Epを代入して
同様に、エネルギーをEとしてα線の飛程Rαを求めると、
公式にM=4、z=2を代入して
RpとRαが等しくなるためには
よって
となります。
公式さえしっかりと覚えておけば難しくはありません。
阻止能や飛程に関する過去問題はしっかり解いておいて下さい。
よって
となります。
公式さえしっかりと覚えておけば難しくはありません。
阻止能や飛程に関する過去問題はしっかり解いておいて下さい。