放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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がんについて

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日は放射線取扱主任者試験で出題されるがんに関連する記事を紹介したいとも思います。出題頻度の高い事項については必ず覚えましょう。

リスク予測モデル
発がんによる生涯リスクの推定で将来の発生数を現時点での発生数から予測するための発現分布モデル

リスク係数
単位線量あたりのがん発生率

絶対リスク予測モデル
線量あたりにどれだけ影響が発生するかという評価方法(自然発生とは無関係) 
自然発生が少ない白血病が適合

相対リスク予測モデル
線量あたり、自然発生率の何倍の影響が発生するかという評価方法 
自然発生が多い固形がんが適合

〇原爆被ばく者の疫学調査
・発がんの増加は認められている(放射線が誘発する)
・遺伝的影響の増加は有意ではない
〇全てのがんに直線モデルを適用して、高線量・高線量域からのずれを補正するため
 に線量・線量率効果係数(DDREF)として2を採用している
〇低線量域ではLモデルで推定するとLQモデルで推定するよりも高くなる
組織加重係数の大きさはがんの感受性を表している
〇組織加重係数は低線量被ばくによる確率的影響を評価するための係数である
〇がんは確率的影響で晩発影響
〇被ばく線量と悪性度には相関関係は認められていない

白血病
・造血細胞由来の腫瘍
・原爆被ばく者の最小潜伏期間は2年 ピークは被ばく後6-7年 平均12年
・潜伏期間が最も短いがんである(固形がんの潜伏期間は最低10年)
・潜伏期間は被ばく線量が大きいほど短い
・被ばく時の年齢が若いほど短い
・LQ(直線-2次曲線)モデルが良く適合
・絶対リスク予測モデルが適合

固形がん
・最小潜伏期間は10年
・潜伏期間は年齢などで複雑
・好発年齢を迎えて発生するので若年被ばくの方が潜伏期間は長い
・直線モデル(Lモデル)が適合
・相対リスク予測モデルが適合
 
平成17年度生物問21,22
平成18年度生物問18,21
平成18年度物化生問5
平成19年度生物問16,17,18
平成19年度物化生問5Ⅱ
平成20年度生物問14,15,18
平成21年度生物問16,17,18,19
平成21年度物化生問6Ⅳ
平成22年度生物問17,18,19
平成23年度生物問19
平成23年度物化生問5Ⅲ
平成24年度生物問20,21,22
平成24年度物化生問5Ⅱ
平成25年度生物問17,18
平成26年度生物問16,17,18
平成27年度生物問16,17
平成28年度生物問18,19
平成29年度生物問17,18,20
平成29年度管理測定技術問5Ⅰ
平成30年度生物問17,18
平成30年度物化生問5Ⅱ(過剰絶対リスク、過剰相対リスクの計算問題)