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胎内被ばく

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
GW、いかがお過ごしでしょうか?
GWも楽しみながら、また勉強の方も一生懸命頑張って下さい。
今日は胎内被ばくについての記事を紹介したいと思います。
第7版放射線概論ではP.301からの「7.胎児影響」について記載されています。胎児被ばくは生物の試験で毎年1問は必ず出題されている重要分野ですので是非しっかり覚えるべきことは暗記して下さい。

胎児が被ばくすることを胎内被ばくといいます。
○着床前期
受精8日までで、胚死亡になることがあります。しきい線量は0.1Gy
○器官形成期
受精9日から受精8週で、奇形の原因となります。しきい線量は0.1Gy
○胎児期
受精8週から受精25週までは、精神発達遅滞が見られます。しきい線量は0.2-0.4Gy
受精8週から受精40週までは、発育遅延が見られます。しきい線量は0.5-1.0Gy

発がんと遺伝的影響は全期間にわたって起こる可能性があります。

・奇形のマウスでのしきい線量は0.25Gy
・胎内被ばくは、胎児自身の身体的影響である。
・胎児は成人よりも感受性が大きく、発ガンのリスクは成人の2,3倍、新生児や小児
 とは同程度 白血病が多い
・遺伝的影響のリスクは成人と同等
・被ばく線量の推定には母親の子宮線量が使用される
・致死感受性が最も大きいのは着床前期である
・小頭症はヒトで確認された唯一の奇形であり、第15週までがリスクが大きい

胎内被ばくには、
①確定的影響:胚死亡、奇形、精神発達遅滞、発育遅延
②確率的影響:発がん、遺伝的影響
の両方があります。

平成17年度生物問25
平成18年度生物問24
平成20年度生物問19,23
平成21年度生物問28
平成21年度物化生問5Ⅲ
平成22年度生物問20,25
平成23年度生物問23,24,26
平成24年度生物問26,27
平成25年度生物問19,21,22
平成26年度生物問19,23
平成27年度生物問20,26
平成28年度生物問23
平成29年度生物問22

平成30年度生物問24
平成30年度物化生問5Ⅲ