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陽電子放射断層撮影(PET)製剤

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11C, 13N, 15O, 18F → 陽電子放射断層撮影(PET)製剤

陽電子放射断層撮影(PET) 
 陽電子が電子と対消滅するとき、180°方向に511keVの光子を同時に2本放射する。 (消滅放射線) 
 この消滅放射線を180°に平面に対に配置された多数のシンチレーション検出器で同時計数する。
 このシグナルをコンピュータでCT処理して、陽電子が消滅した位置情報に変換すると断層画像が得られる。 このイメージング技法を陽電子放射断層撮影(PET)という。
陽電子β+崩壊する核種で標識された化合物を放射性トレーサーとして用いる。そのような核種の半減期は一般に短く、
 15O:2分、13N:10分、11C:20分、18F:110分 
そのため、投与直前にサイクロトロン等を用いて製造される。
 
一般的に放射性同位元素を製造するには原子炉等で中性子を照射するが、陽電子放出核種は原子核内の陽子数が過多であることによりβ+壊変するため、サイクロトロンで陽子や重陽子を照射して製造する。
 11C:半減期20分 (p,α)反応 14N(p,α)11C
 13N:半減期10分 (p,α)反応 16O(p,α)13N
 15O:半減期2分  (d,n)反応   14N(d,n)15O
 18F:半減期110分 (d,α)反応,または(p,n)反応   20Ne(d, α)18F または18O(p, n)18F

覚え方は以下のとおり
            14N(d, n)15O
                 18O(p, n)18F
                   ↑
          11C, 13N, 15O, 18F
      11C, 13N, 15O, 18F
  11C, 13N, 15O, 18F
                
          16O(p, α)13N
   14N(p, α)11C

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