Rnの同位体で重要なものに以下の3つがある。
ウラン系列の 222Rn(ラドン) :3.8日でα壊変
トリウム系列の 220Rn(トロン) :56秒でα壊変
アクチニウム系列の 219Rn(アクチノン) :3.9秒でα壊変
【空気中の放射性核種の濃度測定】
ダストを捕集して測定する場合、天然のラドンやトロン及びその壊変生成物の影響を考慮する必要がある。
半減期の長い放射性核種の測定の場合は、3日間ほど経てラドン、トロンの影響がなくなってから濃度測定を行うことが重要である。(第7版放射線概論P.502)
平成18年度管理測定技術問5Ⅱ
ラジウム(226Ra)とラドン(222Rn)の間にも永続平衡が成り立つため、 222Rnの半減期3.8日のおよそ10倍の40日後には、親核種 と娘核種 の放射能は等しくなる。(永続平衡)
222Rnはトルエンに溶解するため、液体シンチレーション検出器で測定可能である。
222Rnはトルエンに溶解するため、液体シンチレーション検出器で測定可能である。