放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

核種の暗記③

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
前回、前々回と今年度(平成29年度)の物理、化学の試験問題から核種の暗記についての記事を掲載しました。今日は生物の試験問題を見てみましょう。
生物で出題される核種の問題としては、標識化合物に関する問題や臓器親和性の問題があります。
問2は標識化合物に関する問題です。
標識化合物では、DNAに用いられる化合物、RNAに用いられる化合物、タンパク質に用いられるなどは毎年出題されていますので必ず暗記しておきましょう。またラジオイムノアッセイやPET(陽電子放射断層撮影)製剤に用いられる核種も重要です。核医学に利用される核種も覚えておきましょう。
問20は臓器親和性に関する問題です。
骨に沈着しやすい核種やがんを引き起こす核種などは出題頻度が高くなっています。
問21はフォールアウトに関する問題です。
フォールアウト(放射性降下物)とは核兵器原子力発電所の事故などで生じた放射性物質を含んだ塵を一般的に言います。放射能汚染を起こす原因になります。
問30はPET(陽電子放射断層撮影)製剤に関する問題です。
11C、13N、15O、18Fに関して半減期とこれらの核種を製造する核反応は暗記しておきましょう。

平成29年度の物理、化学、生物の過去問題から核種に関する問題を見てきましたが、物化生や管理測定技術でも核種に絡めた問題はよく出題されています。
過去5年から7年分の問題から出題された核種を自分でノートにまとめてみて下さい。第一種試験で出題されやすい核種が分かってくると思います。