放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

ヨウ素

イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
イメージ 4
イメージ 5
イメージ 6
 
ヨウ素放射線取扱主任者試験では非常によく出題される核種のひとつです。管理測定技術の試験でよく出題されていますので必ず押さえておきたい核種です。
 
化学
平成18年度化学問14
平成21年度化学問17
平成23年度化学問15
平成24年度化学問13
平成25年度化学問11,12
平成26年度化学問28
平成29年度化学問10
 
管理測定技術
平成18年度問5Ⅱ
平成19年度問3Ⅱ
平成22年度問3Ⅲ
平成23年度問5Ⅱ,Ⅲ
平成24年度問3Ⅱ,問4Ⅳ
平成27年度問4Ⅱ,Ⅲ
平成28年度問4Ⅲ, Ⅳ

是非、以下のことは覚えておいて欲しいと思います。

安定同位体127I
放射性同位体123I、125I、128I、129I、131I
 
123I EC100% 半減期13.2時間 半減期が短く体内投与向き、インビボ検査
    低エネルギーγ線159keVとTeの特性X線27.5keVを放出する。
    γ線エネルギーが159keVと低い 
    画像解像度が高く、シンチカメラ、シングルフォトン放射断層撮影(SPECT)に
         利用
 
125I EC100% 半減期60日 半減期が長いので体内投与は不向き、インビトロ検査
    低エネルギーγ線35.5keVとTeの特性X線27.5keVを放出
    前立腺がん125I挿入小線源療法 
    ラジオイムノアッセイ(RIA)、イムノラジオメトリックアッセイ(IRMA)
    たんぱく質の標識に利用(K125I)
    オージェ電子は超ミクロオートラジオグラフィーに使用(SEMレベル)
    125I専用の薄型NaI式検出器で測定可能
 
128I 半減期25分 443keVのγ線の反跳(ホットアトム)で生成
    中性子放射化分析に利用

129I β-壊変 半減期1570万年 2次宇宙線と大気中のキセノンの反応で生成
   地球誕生時は天然放射性核種として存在していたが半減期が短く減衰
    (26Alも半減期が70万年と短いため同様に減衰)

131I β-壊変 半減期8日 β線:606keV, 334keV γ線:364keV 
   甲状腺治療に使用
   治療が目的の場合は、近傍にエネルギーを効率よく付与するβ線がいい
 
ヨウ素に関しては平成27年度物化生問4でも出題されている。その中で、問4Ⅱは内部放射線療法に関して以下の出題がされている。
「放射性核種の内用療法には、β-線を放出する核種が適している。131Iは半減期()8.02日でβ-壊変(Eβ-max=606keV)し、γ線(主に(J)365keV)を放出するため、甲状腺疾患の内用療法やインビボ検査にも用いられる。なお、1GBqの131Iの原子数は約(K)1.0×1015個である。」