60Co、137Csのスペクトル
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
一昨日、22Naや24Naの核種測定時のスペクトルを掲載しました。
今日はそれに関連して、試験に時々出題される60Coと137Csのスペクトルもあわせて掲載しておきたいと思います。
・β-壊変
・半減期5.3年
・β線318keV γ線1.173MeV, 1.333MeV
・β-壊変
・半減期30年
・β線514keV γ線662keV(137mBaから放出)
また、スペクトルに関する話題として、
Ge検出器でバックグラウンドに出現する主な核種も覚えておくと良いでしょう。
以下の図は平成26年度管理測定技術問3Ⅰに出題された図です。
Ge検出器でバックグラウンドに出現するもの
・40Kの1.461MeVのγ線
・208Tlの2.61MeVのγ線
・ウラン系列から214Pb(27分)、214Bi
・トリウム系列から228Ac、212Pb(10.6時間)、212Bi
平成24年度管理測定技術問2Ⅰや平成27年度管理測定技術問6Ⅲなどでも、バックグラウンドに出現する核種に関する問題が出題されています。
全ては覚えなくても、40Kに由来する1.461MeVのγ線と208Tlに由来する2.61MeVのγ線くらいは覚えておきましょう。