放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

1点の重み



ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日から今年度の放射線取扱主任者試験の受験申し込みが開始されています。
今年度受験される方は早めに申し込みを行って下さい。

先週までに数か月に渡って物理、化学、生物に関する基本事項、重要事項の記事を紹介してきました。ブログで紹介してきた記事を参考に放射線概論、過去問題をしっかりと勉強すれば、物理、化学、生物に関しては8割程度は得点できると思っています。

生物は暗記中心になるため覚えるべきことをしっかりと押さえておけば7割から8割は必ず得点できます。
一方、物理、化学は計算問題もあるため暗記だけではなかなか得点できない科目です。

過去問題を解いていても、物理、化学がどうしても苦手で思うように得点が伸びない人は、一度高校物理、高校化学に戻って基本から勉強し直してみると良いかもしれません。物理、化学の基本事項を理解しているか否かでは、放射線概論、過去問題を勉強していく上での分かりやすさが変わってきます。

まだ今の時期ならば試験まで時間があります。どうしても点数が伸びない人は物理、化学の基本事項を勉強し直すことも大切かと思います。「急がば回れ」です。

何事にも言えることですが、基本をまずはしっかりと押さえることが大切です。
実際の試験では、基本問題、頻出問題、重要問題など毎年必ず出題されているような問題をしっかりと得点できるかどうかで合否が決まると言っても過言ではありません。
合格するために1点の重みをしっかりと理解し、確実に得点していくためにはこれら基本問題、頻出問題、重要問題を取りこぼさずに得点することがとても重要です。

勉強に身が入らないとき、調子が出ないとき、得点が伸びないときは基本事項の再確認からもう一度復習してみてはいかがでしょうか。


高校物理で抑えておきたいこと
・エネルギー
 ジュール、カロリー、比熱など 
 単位についても理解しておくこと
・原子の構造
 原子番号、陽子数、中性子数、質量数(核子数)など
・円運動の計算
 クーロン力ローレンツ力、遠心力など荷電粒子の円運動に関すること
 加速器に関する問題で物理、物化生で非常によく出題されます
・原子、核反応に関する基本事項

高校化学で抑えておきたいこと
周期表
 これは試験までにはすべて暗記しなくてはなりません
 アルカリ金属アルカリ土類金属、ハロゲン、希ガスランタノイド、アクチノイ
 ドなど
・原子の構造
 核反応や壊変(α壊変、β壊変、軌道電子捕獲(EC))などを理解していく上で、
 原子番号、陽子数、中性子数、質量数(核子数)などは抑えておく必要があります
・モル数、原子数、気体の体積など
 計算問題を解く上で、モル数、アボガドロ数、標準状態の気体の体積などを理解し
 ておく必要があります
・化学反応式
 気体発生、沈殿の生成に関係する化学反応式を理解してください

その他、高校数学として
・指数計算
・Log計算・
標準偏差などの統計
可能な限り理解しておいた方が良いと思います。