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アクチバブルトレーサー

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日はアクチバブルトレーサーについての記事を紹介いたします。
化学の問題では、それほど頻度は高くないですが、アクチバブルトレーサーに関する問題も時々出題されています。

平成17年度化学問27
平成20年度化学問27
平成24年度化学問28
平成27年度化学問21
平成30年度化学問13

アクチバブルトレーサー 
 放射能が対象試料に影響を及ぼすおそれがあるとき、環境や食品などの放射線汚染の可能性があるときに使用します。
 安定同位体をトレーサーに用いてこれを放射化分析で定量します。

○特徴
アクチバブルトレーサーは安定同位体であるため、環境汚染は生じない。

・アクチバブルトレーサーに使用する元素として覚えておきたいものとして、
  139La、 55Mn、 79Br、 151Eu
 などがあります。
 ① 自然界の存在量が少ない元素がいい
 ② 放射化断面積が大きい元素がいい
 ③ 生成核種の半減期が短い方がいい
 
 魚類の回遊調査、地下水の活動調査などに利用された例があります。