放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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試験合格後の講習会について

ブログをご覧の皆さん、おはようございます。。
試験合格後の講習会について少し書いてみたいと思います。
第1種放射線取扱主任者免状を取得するためには、毎年8月に行われる第1種放射線取扱主任者試験に合格した後に第1種放射取扱主任者講習を修了することが必要です。講習会を修了後、原子力規制委員会に対して免状交付の申請を行い、晴れて免状を受け取ることができます。

講習会は以下のところで行われています。
日本アイソトープ協会(東京)
電子科学研究所(大阪)
日本原子力研究開発機構原子力人材育成センター(茨城県東海村
京都大学京都府

以前は東京のアイソトープ協会と東海村原子力研究開発機構でしか行っていなかったと記憶していますが、現在では、大阪と京都でも行われているようですね。
受講料は160,000~170,000円ほどで、受講する施設によって若干異なります。
詳しくは、原子力安全技術センターはじめ各施設のホームページに書いてありますのでご覧ください。

スケジュールについては原子力安全技術センターにもアップされていますが、そのスケジュールをここでもお借りしてアップしますね。(勝手に使用して大丈夫かな・・・)
 
イメージ 1
 
私が受講した時のスケジュールと内容は以下のとおりとなります。
また、詳細については書ける範囲で書いていきたいと思います。

初日:
一日座学
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
放射線安全管理の基本 9:30-12:00
・放射性同位元素の運搬 13:00-14:00
放射線の測定及び線量評価 14:10-15:10
・密封線源の安全取扱い 15:20-16:20
・大強度陽子加速施設J-PARKの施設見学 16:30-17:30

2日目:
午前
座学
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
・装備機器および発生装置の構造と安全取扱法 9:00-11:30
・実習上の注意事項 11:40-12:00
午後
実習の説明後、実習(2人一組)
・非密封放射性物質の安全取扱い(I) 13:00-14:30
・非密封放射性物質の安全取扱い(II)(実習) 14:30-18:30
(フード、ピペット、ゴム手袋を使う非密封放射性物質の放射化学実習)

3日目:
午前
座学及び実習の説明
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
・異常時の対策と措置 9:00-10:00
・空気中及び水中放射性物質濃度の測定(実習説明) 10:10-12:00
午後
実習
・空気中及び水中放射性物質濃度の測定(実習) 13:00-19:30

水中放射性物質濃度の測定(液体シンチレーションによる測定)は2人一組
空気中放射性物質濃度の測定(Ge半導体検出器による測定)は4人一組

4日目:
午前
実習の説明後、実習(4人一組)
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
・モニタ類の校正と空間線量率の測定(実習説明) 9:10-10:00
・モニタ類の校正と空間線量率の測定(実習) 10:10-12:00
午後
実習の説明後、実習(4人一組)
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
・表面汚染密度の測定(実習説明) 13:00-14:30
・表面汚染密度の測定(実習) 14:40-19:30

5日目:
午前
座学
(テキストに従い、オリジナル資料とパワーポイントでの講義)
放射線施設等の安全管理 9:00-12:00
午後
座学及び修了試験
・汚染除去法と放射性廃棄物処理 13:00-14:30
・修了試験 14:40-15:40
・修了試験解説 15:40-16:00