放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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平成31年度の放射線取扱主任者試験



ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

今年度の試験の合格発表についてはまだアナウンスはないみたいですね。
もう少し待ってみましょう。

さて、来年度から放射線取扱主任者試験の形式が変更になるとの噂がありコメントを頂きましたので、今日は少しそのことについて触れたいと思います。

原子力規制委員会のホームページによると、法改正に伴い「放射性同位元素使用施設等の規制に関する検討チーム」というチームで試験形式の変更を検討しているようです。
以下のサイトの平成29年8月31日「第9回」の「会議資料」の中の「資料3 改正法第4条による放射線障害防止法改正等に伴い下位法令に盛り込む基準等の概要案」に記載があります。

http://www.nsr.go.jp/disclosure/committee/yuushikisya/ri_shisetsu_kisei/index.html

以下、「資料3 改正法第4条による放射線障害防止法改正等に伴い下位法令に盛り込む基準等の概要案」からの抜粋

平成31年度の試験より、課目を下記の通り変更する。
第1種放射線取扱主任者試験
①この法律に関する課目
②放射性同位元素等及び放射線発生装置の取扱い、放射線施設の安全管理、放射線
 の量及び放射性同位元素等による汚染の状況の測定並びに放射性同位元素等又は
 放射線発生装置の取扱いに係る事故が発生した場合の対応に関する課目
③物理学のうち放射線に関する課目
④化学のうち放射線に関する課目
⑤生物学のうち放射線に関する課目

第2種放射線取扱主任者試験
①この法律に関する課目
②放射性同位元素(密封されたものに限る。)の取扱い、使用施設等(密封された
 放射性同位元素を取り扱うものに限る。)の安全管理、放射線の量の測定及び放
 射性同位元素(密封されたものに限る。)の取扱いに係る事故が発生した場合の
 対応に関する課目
③物理学のうち放射線に関する課目
④化学のうち放射線に関する課目
⑤生物学のうち放射線に関する課目

○現行の試験課目では、取扱い、施設の安全管理、測定の課目を個別に規定してい
 るため、各々の課目の範囲内でしか試験問題を出題することが出来ず、試験問題
 がある程度画一化されてきている。

○そのため、今回の改正では、取扱い、施設の安全管理、測定、事故対応の課目を
 統合することで、放射性同位元素等の取扱い等に係る一連の流れや課目を横断す
 る複合問題も出題することができるようにし、受験者の知識の習熟度をより適切
 に把握できるようにする。

と記載されています。
平成29年度の会議資料ですのでまだ正式な決定ではないかもしれません。

正直、私も具体的に何がどのように変わるかは分かりません。
場合によっては試験科目数は変更になるかもしれません。
記述式になるのではとの憶測もありますが、それに関しての記載もこの資料には載っていません。しかし、数千人が受験する試験で記述式にするには採点が大変なようにも思います。マークシート方式には変更はないようにも思いますが…


参考までに、
現行の試験での試験科目は、放射性同位元素等による放射線障害の防止に関する法律施行規則第31条の2~第32条、別表第2によると以下のようになっています。

第1種放射線取扱主任者試験
一 法に関する課目
二 放射性同位元素及び放射線発生装置並びに放射性汚染物の取扱いに関する課目
三 使用施設等及び廃棄物詰替施設等の安全管理に関する課目
四 放射線の量及び放射性同位元素又は放射線発生装置から発生した放射線により生
  じた放射線を放出する同位元素による汚染の状況の測定に関する課目
五 物理学のうち放射線に関する課目
六 化学のうち放射線に関する課目
七 生物学のうち放射線に関する課目

第2種放射線取扱主任者試験
一 法に関する課目
二 放射性同位元素(密封されたものに限る。)の取扱いに関する課目
三 使用施設等(密封された放射性同位元素を取り扱うものに限る。)の安全管理に
  関する課目
四 放射線の量の測定に関する課目
五 物理学のうち放射線に関する課目
六 化学のうち放射線に関する課目
七 生物学のうち放射線に関する課目


試験の形式が変わっても、放射線に関して勉強することに変わりはありません。
皆さんがこの試験に向けて今できることは、現在ある放射線概論と過去問題をしっかり解くことです。放射線概論と過去問題で十分に実力を養えば試験形式に関係なく十分対応可能で、必ず合格することができます。

来年度の試験に向けて早速勉強を始めましょう。
頑張って下さい。