放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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事故対応に関する課目

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
先日、放射線関係のセミナーに出席してきました。
その中で来年度の放射線取扱主任者試験や講習に関して、以下の内容が追加されるとの話がありました。
主任者試験:「事故対応に関する課目」
資格講習:「事故時の汚染の拡大の防止や汚染の除去等の実務の課目」
書物の上の知識だけでなく、実際の現場で必要な知識、判断を養うことが今後は重要になってくることがうかがえます。
 
先日、このブログでも平成31年度の放射線取扱主任者試験について記載しました。
平成31年度の試験より、課目を下記の通り変更する。
第1種放射線取扱主任者試験
①この法律に関する課目
②放射性同位元素等及び放射線発生装置の取扱い、放射線施設の安全管理、放射線の量及び放射性同位元素等による汚染の状況の測定並びに放射性同位元素等又は放射線発生装置の取扱いに係る事故が発生した場合の対応に関する課目
③物理学のうち放射線に関する課目
④化学のうち放射線に関する課目
⑤生物学のうち放射線に関する課目

第2種放射線取扱主任者試験
①この法律に関する課目
②放射性同位元素(密封されたものに限る。)の取扱い、使用施設等(密封された放射性同位元素を取り扱うものに限る。)の安全管理、放射線の量の測定及び放射性同位元素(密封されたものに限る。)の取扱いに係る事故が発生した場合の対応に関する課目
③物理学のうち放射線に関する課目
④化学のうち放射線に関する課目
⑤生物学のうち放射線に関する課目
確かに第1種、第2種ともに「事故が発生した場合の対応に関する課目」の記述があります。
 
事故時の対応に関しては法令にもいくつか記載されているかと思います。 
事故時、例えば、
・盗取、所在不明の場合は警察や海上保安官にいつ届出をするのか、大臣にはいつ報
 告するのか、
・火災の場合は消防署や市町村長に いつ通報するのか
放射線障害の恐れ、放射線障害が起きた場合はどこにいつ通報するのか
などは放射線概論や参考書でしっかりと暗記しておく必要があります。
 
また、汚染や除染についても知識を有していることが必要です。
今までの管理測定技術の管理分野では時々除染に関する問題も出題されてきています。今までの過去問題をしっかりと解いておけば十分対応可能だと思います。
 
放射線取扱主任者試験では、周期表や公式、また核種のエネルギーや半減期など以外にも暗記しておかなくてはならない事項がたくさんあります。「こんなにたくさんのことは暗記できない・・・」と諦めては合格も遠のいてしまいます。
放射線取扱主任者試験は暗記することで半分近くは得点できますので、諦めずにできるだけ多くのことを暗記するように心がけて下さい。やみくもに覚えようとしてもなかなか頭に入りませんので、語呂合わせを利用したり、また過去問題を何回も何回も解くことで自然と頭にも入っていきます。
 
頑張って下さい。