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遺伝性(的)影響 過去問題 正答選択肢 抜粋

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日は過去の第一種放射線取扱主任者試験の生物の問題で出題された遺伝性(的)影響に関して、正答の選択肢を抜粋してみました。同じような選択肢も何回か出題されていることが分かります。是非暗記しておきたいことばかりですので何度も読んで覚えて下さい。
 
第一種放射線取扱主任者試験生物分野の過去問題から抜粋
遺伝性(的)影響に関する過去問題の正答選択肢

・精原細胞被ばくによる影響は精細胞被ばくより小さい。 
精子にはDNA損傷修復機能がない。
・倍加線量法ではヒトの自然発生率と動物実験データとを用いる。

・原爆被爆者の疫学調査では有意な増加は認められていない。
・生殖腺以外の被ばくによって生じることはない。

・遺伝的影響の重篤度は線量に依存しない。
・遺伝的影響は倍加線量が大きいほど起こりにくい。

・自然発生突然変異率をもとに影響を推定する。 
・倍加線量の逆数は単位線量当たりの相対突然変異リスクをあらわす。 
潜在的回収能補正係数はメンデル型遺伝病にも多因子遺伝病にも用いる。

・生殖腺の突然変異は遺伝的影響の原因となる。

・遺伝的影響は確率的影響である。

・生殖年齢又は生殖年齢以前に被ばくした場合のみに生じる可能性がある。
生殖器官が被ばくしなければ生じることはない。

・遺伝的影響リスクの推定に用いられる間接法では倍加線量の概念を用いる。

放射線誘発突然変異は自然突然変異と区別できない。

・倍加線量の逆数は単位線量当たりの突然変異の過剰相対リスクを表す。
放射線被ばくとは無関係に生じることがある。

・遺伝性(的)影響の重篤度は線量に依存しない。
・原爆被爆者の調査では見つかっていない。
・遺伝性(的)影響のリスク推定では、動物実験のデータも利用されている。

・がんの名目リスク係数は、遺伝性(的)影響の名目リスク係数より大きい。

・自然発生突然変異率を2倍にするのに要する線量を倍加線量とよぶ。
・2001年UNSCEAR報告では倍加線量は1Gyとしている。

・受精から出生までのいずれの時期の被ばくでも、遺伝性(的)影響が発生する可能性

 がある。

・倍加線量は、小さいほど遺伝性(的)影響が起こりやすいことを意味する。
・原爆被爆者の調査において、遺伝性(的)影響の有意な増加は観察されていない。

・遺伝性(的)影響にはしきい線量は存在しないと評価されている。
・ヒトの遺伝性(的)影響のリスク推定では、動物実験のデータが利用されている。

・原爆被爆者の疫学調査では、有意な増加は認められていない。
生殖細胞以外への被ばくは考慮する必要がない。

生殖細胞の突然変異は遺伝性(的)影響の原因となる。
・精母細胞は精原細胞よりも突然変異が誘発されやすい。

・遺伝的リスクの推定に用いられる倍加線量法は間接法とも呼ばれる。
・倍加線量が小さいほど、遺伝性(的)影響が起こりやすいことを意味する。

・全集団、成人ともに、遺伝性(的)影響の名目リスク係数は、1990年勧告より小さく

 なっている。

 

次回は身体的影響に関して過去問題の正答選択肢を抜粋してみたいと思います。

また、最近では名目リスク係数に関する問題もよく出題されています。名目リスク係数に関する過去問題も後日掲載したいと思います。