放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

理解する勉強を

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

来年度の受験を考えている人は少しずつ勉強を始めていることと思います。
放射線について勉強を始めると、その難しさに最初は誰でも嫌になってやめてしまいたくなります。そこを頑張って乗り切れば少しずつ放射線が分かり始め、勉強も軌道に乗ってきます。諦めずに頑張って継続してみて下さい。継続は力なりです。

 

第一種放射線取扱主任者試験の参考書としては「放射線概論」が最も一般的です。放射線概論をしっかり勉強し、なおかつ十分に過去問題を解いて試験に臨めば確実に合格できます。放射線に関して初めて勉強する人、また放射線概論が難しく感じる人はまずはもう少し易しめの参考書を自分で探して勉強を始めてみるのもよいかと思います。放射線取扱主任者試験の参考書はインターネットで探せば数多くありますし、少し大きめの本屋に行けば実際に中身を見ることもできますので、自分に合った参考書を見つけて早めに勉強に取りかかることが重要です。

 

第一種放射線取扱主任者試験を過去に受験したことがある人は過去問題中心に勉強を行い、本番の試験で確実に6割を得点できる実力を養っていくことが大切です。過去の試験で不合格であった要因を自分なりに分析してその対策を行わなくてはなりません。

 

暗記しなくてはならないことをしっかりと暗記して試験に臨みましたか?

放射線取扱主任者試験では暗記しなくてはならないことが非常にたくさんあります。
例えば放射性核種だけでも数十種類、もしくは百種類を超える核種を暗記する必要があります。その放射性核種の壊変、半減期、エネルギーはもちろんのこと用途や特徴なども暗記しなくてはなりません。もちろん、原子番号から質量数、同位体が複数ある場合にはそれぞれの質量数ごとに暗記しなくてはなりません。放射線取扱主任者試験で重要核種のひとつであるヨウ素123I、125I、127I、128I、129I、131Iなど多くの同位体を暗記する必要があります。放射性核種だけでも暗記する量は膨大になりますが、合格するためには暗記なくてはならないのです。

それ以外でも、物理、化学、生物、実務、法令の課目において暗記なくてはならいことは山のようにあります。

 

過去の試験で不合格であった人は、これら暗記すべき事項をしっかり暗記して試験に臨みましたか?「覚えるのがめんどくさい」、「たぶん出ないだろう」そんな気持ちで試験に臨んでも合格はできません。まずは今までの自分が暗記すべきことを本当に暗記して試験に臨んだどうかを振り返ってみて下さい。そして来年度の試験にはこれら暗記すべき事項を確実に暗記して試験に臨んで下さい。5年間分から7年間分の過去問題を解けば何を暗記しなくてはならないかは大体は見えてきます。

 

過去問題を解いているうちに正答を覚えてしまっていませんか?

「5年間分の過去問題を3回り解いて試験に臨んだ、5回り解いて試験に臨んだ。過去問題では8割は得点できた、9割は得点できた」しかし、本番の試験の結果は不合格だった…

過去の試験で不合格であった人の中には「まさに自分かも」と感じる人もいるのではないでしょうか。

 

過去問題は最低5年間分から7年間分を3回りから5回り解いて試験に臨むことが大切です。5年間分から7年間分の過去問題を解いておけば、重要な問題や毎年のように出題される頻出問題は確実に目にすることができます。それらの問題を確実に解けるようにしておけば必ず合格できます。
しかし、過去問題を何回も解いていると、知らず知らずのうちに正答を覚えてしまっていることがあります。問題を見ると反射的に正答が分かり、そのため過去問題を自宅で解いているときも余裕を持って全てを時間内に解き終え、そして、答え合わせをしても8割から9割の正答率、解く回数を重ねるごとに10割全て正解できる教科も出てきます。もちろん、計算問題も完璧に正解です。

 

本当に理解して正解している場合は全く問題ありません。本番の試験でも必ず合格間違いありません。しかし、理解もしていないのに何度も過去問題を解くうちに正答を機械的に覚えてしまっただけで正答率が8割、9割得点できている場合は注意が必要です。本番の試験で問題文を少し変更されたら全く手も足も出なくなり不合格になってしまいます。

そのようなことを避けるためにも、過去問題を解く際には正答率よりも自分がちゃんと理解できているかに重点をおかなくてはなりません。過去問題は解く時間以上に復習に時間を割くことが重要です。全ての問題、全ての選択肢をもう一度見直しながら復習を行い、あやふやな部分は放射線概論などの参考書に戻って調べて頭に叩き込んでいくことが大切です。計算問題も計算過程を重視してなぜこのような計算をしなくてはならないのかをしっかりと考える必要があります。

過去問題はできるだけたくさんの問題を解くに越したことはありません。しかし、年数や問題数ばかりにとらわれ、正答率ばかりを気にして理解しない中でやみくもに解いても実力は付きません。過去問題は理解しながら解いてこそ初めて自分の力になっていくものです。

 

来年度の試験に向けて勉強をしていく中で参考にしていただければと思います。