放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

2か月半



ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
6月に入って最初の土日、いかがお過ごしでしょうか。

今年受験される方にとってはこれからの2か月半の休日の過ごし方は非常に大切です。
平日の勉強時間は限られていますので休日を上手に利用して勉強を進めて下さい。

以前このブログでも書きましたが、平日は一日4時間、休日は一日6時間の勉強時間を確保して試験まで頑張って欲しく思います。平日に4時間も確保できない方は休日の勉強時間を増やして頑張っていただきたく思います。
第一種放射線取扱主任者試験は出題範囲が非常に広範囲に渡っていますので、勉強時間もかなり必要となります。残り2か月半の間は出来る限りの時間をこの試験の合格のために使っていただきたく思います。

勉強に悪戦苦闘している方もまだ2か月半もあります。やれることはたくさんあるはずです。最後の最後まで諦めずに努力することが合格に導いてくれます。
例年、合格者の方は皆さん「諦めないで良かった」と決まって言います。その通りだと思います。合格できるかできないかは諦めてしまったか諦めないで最後まで頑張ったかの差だと思います。

試験によく出題される分野を簡単に書いてみました。
過去問題をしっかりと解いて必ず得点できるようにして下さい。

物理
壊変(α、β、EC)、特性X線・オージェ電子、内部転換電子、核異性体転移、加速器、阻止能、飛程、光電効果コンプトン効果、電子対生成、用語・単位など

化学

周期表、放射平衡、壊変系列(ウラン系列、トリウム系列など)、沈殿、気体、ミルキング、溶媒抽出法、標識化合物、中性子放射化分析、同位体希釈法、クロロ錯体、担体・スカベンジャー、放射線利用機器と核種(厚さ計、蛍光X線、硫黄計、水分計など)など

生物
標識化合物の利用(チミン、ウリジン、メチオニンなど)、直接作用・間接作用、DNAの損傷と修復、染色体異常や突然変異、細胞分裂周期、骨髄死、腸管死、増殖死・間期死、SLD・PLD回復、確率的影響・確定的影響、がん、しきい線量、遺伝的影響・身体的影響、高LET・低LET、RBE・OERなど

物化生
物理、化学、生物をしっかりと勉強しておけば6割は必ず得点できます
光子・電子・荷電粒子と物資の相互作用、熱中性子と核反応、α壊変とQ値、溶解度積、同位体希釈法、イオン交換、キレート抽出、溶媒抽出法、細胞分裂周期、確率的影響・確定的影響、骨髄死、腸管死、酸素効果と放射線治療など

管理測定技術

放射線測定器の原理やスペクトルの読み方、ブラッグ・グレイの空洞原理、統計(計数率、標準偏差)、非密封RI元素の取扱い、半価層・1/10価層、線量当量率計算、排水中濃度計算、放射性物質の体内侵入経路と有効半減期、体外計測法、バイオアッセイ法など

各教科の出題傾向は先日のブログでも紹介しています。
 出題傾向(物理、化学、生物)
 出題傾向(物化生、管理測定技術)

自分の得意分野に関する問題、基礎問題、頻出問題で確実に得点できるかできないかが合格の分かれ目です。
勉強が順調に進んでいる方も、このことをしっかりと頭に入れ油断せずに勉強を行って下さい。

諦めたらその時点で終わりです。
最後まで諦めないで頑張って下さい。