放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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物理学の勉強方法

放射線概論の「物理学」について

「1.予備知識」
ここはさらっと流しましょう(笑)
ここで真面目に理解しようとして時間をかけ勉強をするのが嫌になってしまわないように。勉強が進んで、問題集も解き始め、この章が必要になったときに戻って読めば少しは理解できるようになります。

次のことは覚えておいた方が良いかと思います。
 
〇光は波と粒子の両方の性質を有している
光子のエネルギーの公式

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ちなみに、
平成24年度の物理学問1はプランク定数hの値を覚えておかないと解けない問題でした。

また、運動量Pは、

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ドブロイの波長 λ は、

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そして、もう一つ覚えておいてほしいことは、
物質は速度ともに重くなるということです。速度vで運動している物質の質量mは,静止しているときの質量をm0とすると、
 
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となります。
運動している物質は速度が光速に近づくにつれて重くなるのです。
平成28年度の物理問3はこの式を用いて解くことができます。
 
「2.原子の構造」
ここからが本番です。ここでは次のことはおさえましょう。
毎年この分野から数問は出題されているかと思います。
「原子の構造」(陽子、中性子、電子、原子の半径など)
「用語の定義」(同位体とは?、同中性子体とは?、同重体とは?、核子とは?、基底状態とは?、励起状態とは?)

光子(X線γ線
X線:原子から放出される電磁波(軌道電子の遷移に伴って発生)
γ線原子核から放出される電磁波(原子核のエネルギー準位の遷移に伴って発生)

「特性X線」、「オージェ電子」、「蛍光収率」は主任者試験で毎年必ず出題される頻出語句です。定義や特性X線やオージェ電子が放出される現象などについても是非覚えなくてはならないと思います。

これから、少しずつ試験のために覚えたいで重要なポイントを書いていきたいと思います。