第2種試験:令和5年8月25日(金)
受験申込 残り1週間
第2種試験:令和5年8月25日(金)
8月の試験まで3か月を少し切りました。
放射線概論などの参考書を勉強している人も6月からは過去問題を解き始めるようにしましょう。今日は第一種試験で非常によく出題されている放射化分析についての公式の復習をしましょう。
放射化分析では、分析しようとする試料(ターゲット元素)に主に中性子を照射して核反応を起こさせ、生成する放射性核種からの特性として半減期や放射線の種類、エネルギー、放射能の強さを測定する分析方法です。
重要公式
Sは飽和係数と呼ばれ、以下の式で与えられます。
飽和係数Sと照射時間の関係を図に表すと以下のようになります。
照射時間tが生成核種の半減期Tよりも十分に小さいとき、飽和係数Sは上図のt=0における接線に近似することができます。
よって、照射時間tが生成核種の半減期Tよりも十分に小さいとき、照射終了直後の生成核種の放射能は、
となり、照射終了直後の生成核種の放射能は一定値fσNになります。
もうひとつの式で考えても同じですね。
放射線取扱主任者試験では照射時間tと照射終了後の生成核種の放射能の関係を問う問題がよくあります。
照射時間tが半減期Tの2倍と同じとき、照射終了後の生成核種の放射能は、
照射時間tが半減期Tの4倍と同じとき、照射終了後の生成核種の放射能は、
と次第にfσNに近づいていくことになります。
この公式を使用する問題は毎年のように出題されていますので、過去問題を解いて使い方をしっかりとマスターして下さい。
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
5月も3分の2が過ぎ、今年度の試験までちょうど3か月となりました。
現在、受験申込みの最中ですが、まだ申込みを済ませていない人は自分のモチベーションを上げるためにも早めに申込みをしましょう。
受験勉強は順調に進んでいますか?
参考書をしっかり勉強することも大切ですが、やはり合格には過去問題は不可欠です。問題を解いて、初めて自分の弱点や理解できていない箇所が見えてきます。
できるだけ過去問題を解くことに多くの時間を費やして下さい。
試験までには、少なくとも直近5年間分の過去問題は何回も解きましょう。
余裕があれば7年間分以上解いておくと心強いですね。
生物の試験問題は10年位前とここ5年くらいでは少し傾向も変わってきていますので、最近の問題をしっかりと解いておいて下さい。タンパク質の塩基配列やアミノ酸に関する文章問題は近年では頻出分野ですので、必ず5年間分ほどの過去問題を解いて慣れておくことが大切です。
計算問題が苦手な人は、基本的な計算問題だけを解けるようにし、他の時間は暗記問題でしっかりと得点できるように勉強するのもよい方法かと思います。
暗記すべきことを確実に覚えておくだけでも6割くらいは得点できるはずです。
あやふやな記憶では、せっかく得点できる問題も落としてしまい、合格できる機会を逃してしまいます。
覚えるべきことは確実に暗記することはとても大切です。
なかなか得点が伸びない人は、もう一度基本に戻って見直してみましょう。
得点が伸びない原因はどこにあるのか、定義、公式など基本事項を理解しているかをもう一度再確認してみて下さい。
3か月あればかなり多くのことを勉強できます。
頑張って下さい。
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
GWは有意義に過ごすことができましたか?
日頃の疲れやストレスを解消するためのリフレッシュがしっかりできたかと思いますので、また心機一転今日からを仕事や学業を頑張って下さい。
今年度の放射線取扱主任者試験について官報公告されたとのアナウンスが原子力安全技術センターに掲載されています。
【試験実施日】
第1種試験: 令和5年8月23日(水)及び8月24日(木)の両日
第2種試験: 令和5年8月25日(金)
【申込受付期間】
令和5年5月10日(水)~6月12日(月)
(インターネットによる受験申込みのみ)
8月の放射線取扱主任者試験を受験される人は、GWも終わったこの時期に今一度自分に気合いを入れ直してください。
この時期になると「もう今年の受験は無理だ…今からでは間に合わない」と諦めかけている人もいるかもしれません。しかし、諦めるのは早すぎます。
まだ3ヶ月あります。3か月間、本当に頑張れば合格できます。
勉強をするのは、大変だから、辛いから、嫌だから…
その気持ちを「今からでは間に合わない」ことに置き換えて現実の勉強から逃避していては、これから何事も目標を成し遂げることは困難になってしまいます。
自分が成し遂げたい目標があったとき、それに向かって本当に努力し、そしてその目標を達成することができた時の気持ちは何物にも替えがたい喜びであり充実感です。
「本当に頑張って良かった」
「諦めないで良かった」
そんな喜び、充実感を皆さんに感じていただきたく思います。
そして、自分が努力して目標を達成することができたという経験は、これからの自分自身の長い人生にとっての自信にもなります。
これからの人生でくじけそうになった時、困難に直面した時、「あの時の自分は諦めずに頑張ったんだ」という経験と自信が、その困難をきっと打破してくれます。
経験と自信は自分自身で積み重ねていくものです。
誰か他の人が授けてくれるものではありません。
自分の努力でしか得られないものです。
今の皆さんの目標は今年の放射線取扱主任者試験に合格することです。
自分自身に気合いを入れ直し、3か月間、最後まで諦めずに頑張ってみて下さい。
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日は5月2日です。
すでにGWに入っている人もいるかとは思いますが、まだの人も明日から5連休という人も多いのではないでしょうか。
GW期間中、日ごろの疲れをぜひリフレッシュして下さい。
同時に、せっかくのまとまった休暇でもありますので、8月の放射線取扱主任者試験を受験される人は勉強の方にも時間を費やして下さい。
GWが明けると、試験まで3か月と少しになります。
そろそろ過去問題を解き始める時期となりますので、このGW中に放射線概論などの参考書を一通り読み終えたいですね。
令和5年度の放射線取扱主任者試験の受付は5月上旬くらいからは始まります。
今年度はインターネットによる受験申込みのみになることが原子力安全技術センターのホームページにアナウンスされています。
GWが終わった後に「全然勉強できなかった」ではちょっと残念です。
辛いことを頑張らないと目標は達成できません。成果も得られません。
有意義なGWをお過ごし下さい。
ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
前回、前々回と放射平衡に関する記事を掲載しました。
放射平衡に関しては暗記しなくてはならない公式がいくつかあります。
実際の問題を解いてみると、公式を暗記しただけではなかなか解けない問題もありますので、多くの過去問題を解きながら公式の使い方を身に付けて下さい。
また、放射平衡においては、親核種、娘核種の放射能の経時変化の図も頭に入れておく必要があります。
①永続平衡が成立するとき
親核種の半減期が娘核種の半減期に比べて非常に長い時に成立する
②過渡平衡が成立するとき
娘核種の放射能は親核種の半減期に従って減少していく
娘核種の放射能が親核種の放射能よりも大きくなる
③放射平衡が成立しないとき
親核種の半減期が娘核種の半減期により短いときは放射平衡は成立しない
親核種の放射能と娘核種の放射能の和(全放射能)が時間とともに初めから
減少していく
2019年度第一種試験化学問7に親核種、娘核種の放射能の図に関する問題が出題されています。是非自分で解いてみて下さい。
2019年度第一種試験化学問7