放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

五肢択一式問題正解選択肢 物理⑤

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
試験一週間前ですが、最後の最後まで諦めずにそして気を抜かずに頑張りましょう!
 
本日も五肢択一式の過去問題から正解の選択肢を掲載します。
物理の試験でよく出題されている放射線検出器に関する正解の選択肢です。
放射線検出器に関してはその検出器の簡単な原理に加えて、検出できる放射線の種類、エネルギー測定が可能か否かについても押さえておきましょう。
 
放射線検出器】
CsI(Tl)シンチレーション検出器-フォトダイオード(2005物理問25) 
・蛍光ガラス線量計-レーザー光源(2005物理問25)
放射線エネルギーの測定が可能な検出器(2006物理問28)
  γ線-NaI(Tl)シンチレーション検出器 
  α線-グリッド付電離箱 
  α線-表面障壁型Si半導体検出器 
  速中性子-液体シンチレーション検出器
・端窓型GM計数管はγ線β線の検出に適している(2007物理問27) 
・表面障壁型Si半導体検出器はβ線の検出に適している(2007物理問27)
α線のエネルギー測定が可能な検出器は表面障壁型Si半導体検出器、グリッド付電
 離箱(2007物理問30)
α線を検出可能なものは4π比例計数管、ZnS(Ag)シンチレーション検出器、液体シ
 ンチレーション検出器、固体飛跡検出器(2008物理問25)
・高純度Ge検出器においては電子移動及び正孔移動による電気信号の両方を利用し
 ている(2008物理問26)
GM計数管においては信号の大部分は陽イオンの移動によるものである
                             (2008物理問26)
β線のエネルギースペクトルの測定に適した検出器はSi半導体検出器、プラスチッ
 クシンチレーション検出器(2008物理問28)
トリチウムの測定に適している検出器は通気型電離箱、液体シンチレーション検
 出器(2009物理問28)
・熱中性子の測定に用いられるものはBF3比例計数管、金箔と放射能測定器、3He比
 例計数管(2010物理問28)
・光子に対する個人被ばく線量測定に用いられる測定器はOSL線量計、蛍光ガラス線
 量計、TLD(2010物理問29)
・印加電圧が高くなるとガス増幅度は大きくなる(2011物理問26)
・同じ印加電圧で陽極芯線を細くするとガス増幅度は大きくなる(2011物理問26)
・熱中性子の計測に適するものは3He比例計数管、BF3比例計数管、6Li(Eu)シンチレ
 ーション検出器、235U核分裂電離箱(2012物理問23)
・グリッド付電離箱はα線のエネルギースペクトルの測定に用いられる
                             (2012物理問28)
・グリッド付電離箱は電子の流動に基づく信号のみを用いる(2012物理問28)
・ε値はシリコンよりゲルマニウムの方が小さい(2013物理問21)
・シリコン中に微量のガリウムが不純物として存在するとP型半導体となる
                             (2013物理問21)
α線の測定に用いられるものはガスフロー式2π比例計数管、プラスチックシンチ
 レーション検出器、表面障壁型Si半導体検出器(2014物理問23)
・シンチレーション検出器の出力パルス波高は、光電子増倍管の印加電圧に大きく依
 存する(2015物理問29)
・イオン再結合が無視できるとき、電離箱の出力電流は印加電圧にほとんど依存しな
 い(2015物理問29)
・比例計数管のプラトー中央付近では、計数率は印加電圧にほとんど依存しない
                             (2015物理問29)
90Sr-90Yから放出されるβ線のエネルギースペクトルの測定に適したものはSi(Li)
 検出器、プラスチックシンチレーション検出器   
241Amによる表面汚染密度をZnS(Ag)シンチレーション式サーベイメータを用いて
 測定した(2018物理問25)
トリチウムによる表面汚染測定のため、スミア試料を液体シンチレーションカウン
 タを用いて測定した(2018物理問25)
・土壌試料中の137Csの濃度をGe検出器を用いて測定した(2018物理問25)
・高速中性子のエネルギースペクトルを有機液体シンチレーション検出器を用いて測
 定した(2018物理問25)
・熱ルミネセンス線量計は、蛍光中心に捕捉された電子を加熱により解放した際に放
 出される光を利用する(2018物理問28)
・OSL線量計は、炭素を添加した酸化アルミニウムを母材としている(2018物理問28)
・固体飛跡検出器の母材には、ポリカーボネート、CR-39プラスチック、マイカなど
 が使われる(2018物理問28)
・一部の熱ルミネセンス線量計は熱中性子の測定に使用できる(2018物理問28)
・蛍光ガラス線量計は、読み取ることにより信号が消えないので、繰り返し測定が可
 能である(2018物理問29)
・OSL線量計は、熱ルミネセンス線量計よりもフェーディングの影響が小さい
                             (2018物理問29)