ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日も過去問題中の五肢択一式問題の正解の選択肢を列挙してみました。
本日は化学の試験でよく出題されている同位体についての正解の選択肢です。 (2006化学問14)
・131I(8.02日)は甲状腺疾患の内用療法に用いられる(2006化学問14)
・123IはEC壊変する(2009化学問17)
・125IはEC壊変する(2009化学問17)
・127Iはヨウ素で唯一の安定同位体である(2009化学問17)
・131Iはβ-壊変する(2009化学問17)
・123Iはシングルフォトン断層撮影(SPECT)に用いられる(2011化学問15)
・125Iはラジオイムノアッセイに用いられる(2011化学問15)
・127Iはヨウ素で唯一の安定同位体である(2011化学問15)
・131Iは甲状腺疾患の内用療法に用いられる(2011化学問15)
・131Iは235Uの熱中性子核分裂により生成する(2012化学問13)
・ラジオイムノアッセイに最も多く用いられるのは125Iである(2012化学問13)
・125IはEC壊変してγ線を放出する(2012化学問13)
・123Iは核医学診断に用いられている(2013化学問11)
・125Iの測定にはNaI(Tl)シンチレーション検出器が用いられている(2013化学問11)
・129Iの定量には加速器質量分析法(AMS)が用いられている(2013化学問11)
・125Iはラジオイムノアッセイに用いられる(2017化学問10)
・127Iは唯一の安定同位体である(2017化学問10)
・129Iはウランの核分裂により生成する放射性核種である(2017化学問10)
・131I(8.02日)は甲状腺疾患の内用療法に用いられる(2006化学問14)
・123IはEC壊変する(2009化学問17)
・125IはEC壊変する(2009化学問17)
・127Iはヨウ素で唯一の安定同位体である(2009化学問17)
・131Iはβ-壊変する(2009化学問17)
・123Iはシングルフォトン断層撮影(SPECT)に用いられる(2011化学問15)
・125Iはラジオイムノアッセイに用いられる(2011化学問15)
・127Iはヨウ素で唯一の安定同位体である(2011化学問15)
・131Iは甲状腺疾患の内用療法に用いられる(2011化学問15)
・131Iは235Uの熱中性子核分裂により生成する(2012化学問13)
・ラジオイムノアッセイに最も多く用いられるのは125Iである(2012化学問13)
・125IはEC壊変してγ線を放出する(2012化学問13)
・123Iは核医学診断に用いられている(2013化学問11)
・125Iの測定にはNaI(Tl)シンチレーション検出器が用いられている(2013化学問11)
・129Iの定量には加速器質量分析法(AMS)が用いられている(2013化学問11)
・125Iはラジオイムノアッセイに用いられる(2017化学問10)
・127Iは唯一の安定同位体である(2017化学問10)
・129Iはウランの核分裂により生成する放射性核種である(2017化学問10)
2007年度管理測定技術問3Ⅱ、2010年度管理測定技術問3Ⅲ、2012年度物化生問3Ⅲ、2015年度物化生問4Ⅰ,Ⅱ,Ⅲなどがあります。
2012年度物化生問3Ⅲ
人にとって必須元素であるヨウ素は(K)1価の陰イオンになりやすいハロゲンの一つである。ヨウ素は安定同位体が(L)127Iのみの単核種元素であるが、放射性同位体は数多く知られている。とくに(M)131I(半減期8.02日)は235Uなどの核分裂によって大量に生成し、原子炉事故時における環境汚染が問題となるが、一方では甲状腺疾患のアイソトープ治療などにも多く利用されている。その製造には、天然組成の(N)Teを原子炉で中性子照射し、130Te(n,γ)131Te→131Iの反応が利用される。生成したヨウ素の揮発性を利用して、加熱により131Iを分離して得ることができる。安定同位体より中性子過剰の131Iはβ-壊変して(O)131Xeになる。逆に中性子不足の123Iや125IなどではEC壊変して、それぞれ(P)123Teや125Teになる。
・30Pはβ+壊変して安定な30Siになる(2008化学問14)
・31Pはリンで唯一の安定同位体である(2008化学問14)
・32Pはβ-壊変して安定な32Sになる(2008化学問14)
・31Pはリンで唯一の安定同位体である(2011化学問14)
・32Pはβ-壊変して32Sになる(2011化学問14)
・32Pは33Pよりβ線の最大エネルギーが大きい(2011化学問14)
2009年度物化生問3Ⅰもリンに関する問題です。
【炭素の同位体】
・11Cは陽電子放射断層撮影(PET)に用いられる(2012化学問12)
・12Cは原子量の基準となっている(2012化学問12)
・13Cは核磁気共鳴分析法で用いられる(2012化学問12)
・14Cは大気中では14CO2として存在する(2012化学問12)
炭素の同位体に関しては、物化生の試験で14Cを利用した年代測定の問題が何回か出題されています。2009年度物化性問3Ⅱ、2014年度物化生問3Ⅲ、2017年度物化生問3Ⅲなどがあります。
過去問題をしっかり解いて自分で計算できるようにしておきましょう。