放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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最終チェック 生物編①

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日も試験直前対策を行っていきましょう。今日は生物編①です。
生物は暗記中心の教科です。確実に覚えればすぐに得点に結びつきますので暗記が得意な方は是非生物で高得点を目指して下さい。
 
「2. 放射線影響の分類 」
生物の試験で出題頻度の高い確率的影響、確定的影響、遺伝的影響、身体的影響については定義や特徴をしっかりと覚えておきましょう。
確率的影響、確定的影響に関しては、線量と頻度、重篤度を表す図は自分で描けるようにしておくと問題を解く時に役に立ちます。

「3. 分子レベルの影響 」
直接作用と間接作用も生物の試験では非常に出題頻度の高い項目です。放射線の生体に及ぼす影響に関する基本事項ですのでしっかりと覚えて下さい。
また、間接作用の4つ効果、希釈効果、酸素効果、保護効果、温度効果は重要です。希釈効果の図、酸素増感比を表す図なども自分で描けるようにしておきましょう。

間接作用の際の水分子の電離、励起でOH・(ヒドロキシルラジカル)やH・(水素ラジカル)を生成する反応式についても時々試験で出題されています。化学が苦手な方には難しく感じられるかもしれませんが、暗記さえしておけば得点できますので頑張って覚えて下さい。
DNAの損傷と修復は超重要分野です。生物、物化生の試験でも毎年必ず出題されています。除去修復、組換え修復、非相同末端結合、相同組換えなどしっかりと勉強しておいて下さい。
また近年は、DNAの構造に関する問題やDNAを作る塩基の構造式の問題、またたんぱく質に関する問題など生化学的な問題もよく出題されるようになってきています。基本的なことは覚えておいた方がよいでしょう。

「4.細胞レベルの影響」
細胞分裂周期も超重要分野です。生物及び物化生の試験でよく出題されていますので必ず覚えるべきところは暗記して下さい。
細胞周期の図、
細胞分裂周期による感受性の相違を表す時間と生存率の図は是非暗記しておきたい図です。図と一緒に細胞周期と修復の関係も把握しておきましょう。
細胞死に関しては分裂死(増殖死)や間期死、またネクローシスアポトーシスといった用語に関してしっかり違いや特徴を覚えておきましょう。
細胞の生存率曲線では標的説に関して1標的1ヒットモデルと多標的1ヒットモデルについて覚えてください。難しそうな式が多く苦手意識を持ちやすい分野ですが、平均致死量D0や高LET放射線、低LET放射線の生存率曲線の形状など基本的なことだけでも押さえておきたいですね。
SLD回復(亜致死損傷からの回復)やPLD回復(潜在的致死損傷からの回復)も試験ではよく出題されています。それぞれの回復の違いや特徴はしっかりと覚えておきましょう。SLD回復の特徴を表す図も覚えておきましょう。
突然変異に関しては、遺伝子突然変異と染色体突然変異の特徴を暗記しましょう。数の異常が起きるのか、構造の異常が起きるのかなど。
染色体異常である安定型異常(欠失
、逆位、転座)と不安定型異常(環状染色体、2動原体染色体)も非常によく出題されています。確実に覚えましょう。