放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

法令に関して

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
2月も半ばに差し掛かりました。
2月は28日までと短い月でもありますので、あっという間に3月になります。
3月末までに放射線概論などの参考書をしっかりと勉強しておくことが4月以降過去問題を解く際の礎になります。

勉強することは楽なことではありません。しかし、その辛い時間を頑張り合格を果たせたときの喜びは本当に何にも替えがたいほど嬉しいものです。
辛い思いをしているのは自分だけではありません。
今年の8月に受験する人はみんな頑張っていることを忘れずに頑張りましょう。

さて、ここ1、2年の試験問題を見てみますと、第一種試験では管理測定技術、第二種試験では管理技術Ⅰ及びⅡにおいても法令に絡めた問題が出ています。

第1種 
 平成28年度管理測定技術問3Ⅰ
第2種 
 平成28年度管理技術Ⅰ問3
 平成28年度管理技術Ⅱ問21
 平成29年度管理技術Ⅰ問3
 平成29年度管理技術Ⅱ問15

放射線取扱主任者の職務は、放射線業務従事者の放射線障害の発生を未然に防止するための総括的な監督を誠実に行うことです。
具体的な内容としては、
放射線業務従事者等に対して法律もしくは法律に基づく命令あるいは放射線障害予防規定等を遵守させる」
ことで、そのためには例えば以下のことが挙げられます。
・事業者が義務づけられている放射線障害予防規定の制定および改廃への参画
放射線障害防止上重要な計画作成への参画
・法令に基づく申請、届出、報告の審査
・施設の立入検査等の立会い
・異常および事故の原因調査への参画
・事業所長に対する意見の具申
・放射性同位元素等の使用状況、施設・設備、使用・貯蔵・廃棄記録等の監査
放射線業務従事者等への助言、勧告および指示
放射線業務従事者等の教育訓練

放射線取扱主任者の責務として、
・事業所内における放射性同位元素等に関して施設・設備等の維持管理
放射線作業環境の保全
・放射性同位元素等の使用・保管廃棄等の取扱い
放射線業務従事者の個人管理・教育訓練および一時立入者に対する指導
・その他の障害防止措置について監督するとともに、事業所の長の諮問に応じ意見を 具申する
などが挙げられます。

法令に関しては改正などもあるため試験勉強も大変かと思います。インターネットなどの情報をうまく活用しながらできるだけ最新の法令で暗記することを心がけて下さい。

原子力規制員会のHPでも法令改正の概要についての記載があります。PDFファイルも見ることができます。少し細かく記載していますので読みづらいかもしれませんが、時間がある方は流す程度に読んでみるのも良いかもしれません。
 放射線障害の防止に関する法令改正の説明会

また、これから放射線概論の購入を考えている方は、2月9日に「放射線概論第10版」が販売されましたので最新の第10版の放射線概論を購入するようにして下さい。
 放射線概論第10版