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放射線測定器

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
昨日まで放射線測定器に関する記事を紹介してきましたが、放射線測定器に関する問題は、物理、化学、管理測定技術の試験で毎年必ず出題されていますので必ず基本的なことは覚えて下さい。
物理
放射線測定器の基本的な特徴、原理などの問題
 GM計数管、シンチレーション検出器、半導体検出器など
・エネルギー測定が可能な検出器についての問題

化学
・放射性核種と検出器の組み合わせについての問題

管理測定技術
・問1、問2で放射線測定器の基本的な特徴、原理などの問題
・問3以降で放射性核種の検出に関する問題


物理、化学では以下のような問題が出題されていますので過去問題をしっかり勉強して覚えるようにして下さい。

 

物理

問 
放射線のエネルギー測定における放射線の種類と検出器の組合わせについて最も適切なものはどれか。
A 137Csのγ線のエネルギーをGM計数管で測定する
B 高速中性子のエネルギーをBF3比例計数管で測定する
C 3Hのβ線のエネルギーをNaI(Tl)シンチレーション検出器で測定する
D 241Amのα線のエネルギーをSi表面障壁型半導体検出器で測定する
E 数十keV程度のX線のエネルギーを空気等価壁電離箱で測定する

正解はDです。
問題文中の137Cs、3H、241Amは全て重要核種です。必ず、半減期、壊変、エネルギーは暗記してください。このブログの重要核種にも記載しています。

化学

問 
次の放射性同位元素とそれを検出する測定器の組合わせのうち最も不適切なものはどれか。
A 3H   : NaI(Tl)シンチレーション検出器
B 22Na : BGOシンチレーション検出器
C 55Fe  : Si(Li)半導体検出器
D 59Fe : Ge半導体検出器
E 210Po : ZnS(Ag)シンチレーション検出器

正解はAですね。
22Na、55Fe、59Fe、210Poもよく出題されている核種ですので、半減期、壊変、エネルギーについて暗記しておきたいですね。