放射線取扱主任者試験に合格しよう!

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放射線による影響の修飾要因

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
GWも明け今日は休み疲れという方もおみえかと思いますが、皆さんは8月の試験に合格するという目標があります。
今日からはギアを一段上げるとともに気合を入れ直して頑張りましょう。
放射線概論のP.304からの第8章(第7版放射線概論)では、放射線による影響の修飾要因がまとめられています。
この章に書かれている「放射線による影響の修飾要因」は、既にこのブログでも書いてきた内容ですので復習になります。
このブログでのリンク先も明示しますので是非ご覧頂き重要事項は暗記して下さい。

線エネルギー付与
放射線の線質を表す指標であるLET(線エネルギー付与)は、放射線の飛程に沿った単位長さあたりのエネルギー損失です。単位は[keV/μm]などで表されます。
α線、陽子線、重粒子線、中性子線は高LET放射線であり、β線γ線X線は低LET放射線と言われています。 3月22日の記事 参照


RBE(生物学的効果比)
放射線の種類により生物学的影響の強さが異なることを表すための指標で、以下の式で表されます。(第7版放射線概論P.305) 4月12日の記事 参照

  ある効果を得るのに必要な基準放射線の吸収線量_
  同じ効果を得るのに必要な試験放射線の吸収線量


放射線加重係数
放射線加重係数は、低線量における確率的影響に関する生物学的効果比(RBE)を参考に定められています。放射線加重係数は確率的影響を評価するための指標であり、放射線の種類とエネルギー値によってのみ決まります。 4月3日の記事 参照


酸素効果、保護効果、増感剤などは間接作用の効果
間接作用の効果としては以下の4つ
・希釈効果
・酸素効果
・保護効果
・温度効果
 
ベルゴニー・トリボンド-の法則
放射線の影響が強く現れる組織の条件
細胞分裂頻度が高い
・将来行う細胞分裂の数が多い
・形態および機能が未分化