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眼の放射線障害

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
今日は5月5日子供の日ですね。
今日は眼の放射線障害として、水晶体の混濁及び白内障についての記事を紹介したいと思います。
眼の放射線障害に関しては生物の試験でよく出題されていますので、基本的事項はしっかりと覚えて下さい。

白内障(確定的影響で晩発影響)
水晶体の前面にある水晶体上皮細胞は非常に感受性が高く(第7版放射線概論P.288)、水晶体混濁、白内障の原因となります。

・線量が増えると潜伏期間は短くなる
白内障は線量率効果があるため、低線量率ではしきい線量は大きくなる
・吸収線量が等しい場合は、γ線よりも速中性子線で発生しやすい
白内障の原因が放射線に起因するものか、他に起因するかは区別できない

しきい線量
水晶体の混濁  
 急性:2Gy/1回照射     
 慢性:5Gy/1回照射     

白内障
 急性:5Gy/1回照射(線量率効果あり)
 慢性:8Gy/1回照射(線量率効果あり)

眼の放射線障害に関しては、以下のリンクも参考になりますのでご覧ください。
 http://www.rist.or.jp/atomica/data/dat_detail.php?Title_No=09-02-03-05

平成17年度生物問17,20
平成18年度生物問26
平成19年度生物問11,25
平成20年度生物問25
平成21年度生物問20
平成22年度生物問30
平成23年度生物問14
平成24年度生物問10,14
平成25年度生物問19
平成26年度生物問14
平成27年度生物問18
平成28年度生物問16
平成29年度生物問12,23