ブログをご覧の皆さん、こんにちは。
本日は、管理測定技術の試験で出題されるブラッグ・グレイの空洞理論について重要事項をまとめました。
一昨日もブログに書きましたが、ブラッグ・グレイの空洞原理については、今年度、平成28年度は物化生問2Ⅱで出題されました。
平成21年度管理測定技術問2を何回も解いて身に付けておけば大丈夫かと思います。
ブラッグ・グレイの空洞原理
空洞電離箱法を用いて吸収線量を求める方法
・空洞電離箱の空洞気体として一般的には空気を使用、壁物質としてはグラファイトやアルミニウム
・X、γ線を照射して空洞気体に生成したイオン対の数は、生成した電離電荷をQ[C]、電気素量をeとして
平成21年度管理測定技術問2を何回も解いて身に付けておけば大丈夫かと思います。
ブラッグ・グレイの空洞原理
空洞電離箱法を用いて吸収線量を求める方法
・空洞電離箱の空洞気体として一般的には空気を使用、壁物質としてはグラファイトやアルミニウム
・X、γ線を照射して空洞気体に生成したイオン対の数は、生成した電離電荷をQ[C]、電気素量をeとして
・空洞気体における吸収線量Dg[Gy]は、気体のW値をW[eV]、内容積をV[m3]、密度をρ[kg・m-3]として
・壁物質の吸収線量Dw[Gy]は、二次電子に対する壁物質及び空洞気体の平均質量阻止能をSw、Sgとして
吸収線量はエネルギーフルエンスφに質量エネルギー吸収係数μm,enを乗じたものであるから、
これは単位で考えると分かりやすいかと思います。
空洞電離箱周辺のエネルギーフルエンスφが均一という条件の場合において、
・空洞電離箱の周辺の物質の吸収線量Dm[Gy]は、X線やγ線に対する周辺の物質及び壁 物質の質量エネルギー吸収係数をμm,en、μw,enとして
参考までに、
エネルギーフルエンスの単位は[J・m-2]
質量エネルギー吸収係数の単位は[m2・kg-1]
線エネルギー吸収係数の単位は[m-1]
まとめ
エネルギーフルエンスの単位は[J・m-2]
質量エネルギー吸収係数の単位は[m2・kg-1]
線エネルギー吸収係数の単位は[m-1]
まとめ
る
②空洞電離箱内の気体の吸収線量Dgから、平均質量阻止能Sを用いて壁物質の吸収
線量Dwを求める
③壁物質の吸収線量Dwから、質量エネルギー吸収係数μenを用いて空洞電離箱周辺
の物質の吸収線量Dmを求める
②空洞電離箱内の気体の吸収線量Dgから、平均質量阻止能Sを用いて壁物質の吸収
線量Dwを求める
③壁物質の吸収線量Dwから、質量エネルギー吸収係数μenを用いて空洞電離箱周辺
の物質の吸収線量Dmを求める
平成30年度物化生問1Ⅱ
その他、物理の試験でも出題されることもあります。
平成21年度物理問27
平成24年度物理問26
平成25年度物理問27,28
平成29年度物理問29
平成30年度物理問26