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中性子の公式①を用いる過去問題

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

前回の記事では「中性子原子核と弾性衝突する場合の原子核の反跳エネルギー」を求める以下の公式①を用いて、2021年度第一種試験の物理問23の問題を一緒に解いてみました。

中性子に関係する公式

①物質との相互作用における反跳エネルギーの公式

  

 

公式①を使用する問題は過去の試験でも非常にたくさん出題されています。

以下にいくつか記載しますので、是非自分で解いて公式①をマスターして下さい。

 

第一種試験

2020年度物理問24

単色の速中性子12C原子核が弾性散乱したとき、反跳12Cのエネルギーの最大値は4MeVであった。散乱前の速中性子のエネルギー[MeV]として、最も近い値は次のうちどれか。

(正答 14MeV)

2019年度物理問22

中性子が静止している標的核に正面衝突して、標的核が入射中性子の進行方向に反跳されるときを考える。標的核が1Hまたは16Oである場合のそれそれの反跳エネルギーをEH、EOとすると、その比(EH/EO)として最も近い値は次のうちどれか。

(正答 4.5)

2017年度物理問23

エネルギーE0中性子の弾性散乱により反騰される16O原子核の最小エネルギーはE0の何倍となるか、最も近い値を選べ。

(正答 0.22)

2016年度物理問22

エネルギーEn中性子が陽子によって弾性散乱される場合、反跳電子の最大エネルギーとして正しいものは次のうちどれか。

(正答 En

2014年度物理問20

10MeVの中性子三重水素原子核3H)との弾性衝突によって0.1MeV以下のエネルギーになるための最少の衝突回数として、正しい値は次のうちどれか。

(正答 4回)

2013年度物理問18

2MeVの中性子が水素核(1H)との弾性衝突で失う平均エネルギーをA、酸素殻(16O)との衝突で失う平均エネルギーをBとしたとき、A/Bの値として最も近い値は次のうちどれか。

(正答 4.5)

2011年度物理問19

中性子4He原子核との弾性衝突において、衝突後の中性子がとる最小エネルギーは衝突前のエネルギーの何倍となるか。最も近い値は次のうちどれか。

(正答 0.36)

2008年度物理問22

10MeVの中性子2Hに弾性衝突する場合、中性子のエネルギーが0.1MeV以下となるための最小の衝突回数として、正しい値は次のうちどれか。

(正答 3回)

2006年度物理問23

10MeV中性子12Cの原子核に衝突した場合、1回の衝突で12Cの原子核に移行し得る最大のエネルギー(MeV)として最も近い値は次のうちどれか。

(正答 2.8)

2005年度物理問21

中性子が水素原子核1H)に衝突して失うエネルギーの最大値(ΔEH)とヘリウム原子核4He)に衝突して失うエネルギーの最大値(ΔEHe)との比(ΔEH/ΔEHe)として最も近い値は次のうちどれか。

(正答 1.6)