放射線取扱主任者試験に合格しよう!

資格取得を目指す皆さんを応援します

単位 J(ジュール)の変形

ブログをご覧の皆さん、こんにちは。

7月も後半に入り、残すところあと1週間となりました。

コロナウイルスの感染が再び拡大しているようですので、自己防衛のためにもできる限り外出は控えましょう。

4月、5月の緊急事態宣言時もそうでしたが、この時期を自分自身で好機と捉えることで自宅でも有意義な時間は過ごせます。皆さんには12月の試験に向けての勉強期間に是非充てて欲しく思います。

梅雨明けも近くなっていますが、これからの時期は猛暑との闘いでもあります。熱中症、夏バテに気を付けながら充実した毎日を過ごして下さい。

 

今日は放射線取扱主任者試験では毎年必ず出題されている単位に関する記事を掲載したいと思います。単位は暗記しておくことで確実に1点得点することができ、また単位を理解していると計算問題を解く際に計算式に迷った場合にも役に立ちます。

過去問題で頻繁に出題されている単位に関してはしっかり暗記するようにして下さい。また、用語の定義は合わせて覚えると良いでしょう。

 

単位にはエネルギーの単位 J(ジュール)が関係しているものが多くあります。

放射線取扱主任者試験でも、このJ(ジュール)を変形した単位に関する出題が多く見られます。J(ジュール)の変形に関しては、自分で変形できるようにしておくか、もしくは暗記しておきましょう。

 

J(ジュール)

 [J]=[kg・m2・s-2]

 

J(ジュール):物体を1N( ニュートン)の力で1m(メートル)移動させるときの仕事量

 1[J]=1[N・m]  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・①

ここで、ニュートン[N]は1kgの物体に1[m・s-2]の加速度を生じさせるのに必要な力で、

 1[N]=1[kg]×1[m・s-2]= 1[kg・m・s-2] ・・・・・・・・・・②

と表すことができます。

(高校物理で運動方程式F=ma (ma=F)(m質量、a加速度、F力)を習いましたね)

①、②の式から、エネルギーJは、

 1[J]=1[N・m]=1[kg・m・s-2・m]=1[kg・m2・s-2]

と表すことができます。 

 

 [J]=[kg・m2・s-2]を用いると、例えば、

・吸収線量の単位 [J・kg-1] は [m2・s-2]

・質量阻止能の単位 [J・m2・kg-1] は [m4・s-2]

・線エネルギー付与(LET)の単位 [J・m-1] は [kg・m・s-2]

と置き換えることができます。

 

単位に関しては、本ブログでは以下の記事があります。

 単位①

 単位②

 

単位に関する問題は、第一種試験、第二種試験 ともに毎年のように出題されています。過去問題を解いておけば本番の試験では確実に1点得点できますので数年分の過去問題をしっかり解いておきましょう。